ジェルネイルのオフ方法はネットでも簡単に調べることができます。しかし、オフ後のケア方法は記載されていないことも多いです。
オフの後、再びジェルネイルを施す場合や、ジェルネイルをお休みして自爪に戻す場合、マニキュアを塗る場合など人によってさまざまです。
そこでこの記事では、シチュエーシェン別にジェルネイルのオフ後のケア方法や注意点について解説します。オフ後もきれいな手元を保ちましょう!
オフの方法のおさらい
一般的なジェルネイルのオフ手順は以下のとおりです。
- ジェルネイルの表面をファイルかマシンで削る
- アセトンを含ませたカットコットンをジェル部分に乗せてアルミで巻く
- アルミを外して溶けたジェルをプッシャーかファイルで除去
- 残ったジェル部分をファイルで削る
オフを頻繁に行うと自爪に負担がかかります。
健康的で強い爪を保つためにも、オフの適切なペースを守りましょう。
そのままジェルネイルを付け替える場合
オフ後にそのままジェルネイルを付け替える手順は以下のとおりです。
- 爪の先端を削り形を整える
- キューティクルをストーンプッシャーやマシンで押し上げて甘皮処理
- 表面のガサつきをスポンジバッファでなだらかにしながらサンディング
- 表面全てに軽い傷が入り、白くなっていればOK
- 表面の油分除去をしてからベースジェルを塗布
オフでできた表面の傷(ガサつき)をそのまま残し、ベースジェルが密着しやすいようにします。爪の表面は白く見えて、傷だらけでボロボロの爪に見えますが、この状態でOKです。また、先端(エッジ)を整えたあと、削りカス(バリ)がないか確認しておきましょう。
このほかに注意点があれば教えてください。
油分除去をしたあと、爪の表面が一瞬潤ったようにピンク色に見えます。そのあとサーっと表面が渇き、白く見えたらベースジェルを塗りだしてOKです。ノンサンディングジェルを使用する場合でも、表面の凹凸を残すとうまくジェルが乗りません。丁寧にサンディングする必要はありませんが、なるべく表面はフラットにしておきましょう。
ジェルネイルをお休み、自爪に戻す場合
オフ後にジェルネイルをお休みする場合の手順は以下のとおりです。
- 表面にジェルが残らないようにファイルで優しく削る
- エメリーボードで先端の形を整える
- 粗めのスポンジバッファで表面を整える
- 細かいスポンジバッファを使ってさらに表面を整える
- シャイナーがあれば表面を磨きツヤをだす
- オイルやクリームで保湿
自爪に戻す場合は少し工程が増えます。スポンジバッファは商品にもよりますが、基本的に表裏で粗さが違います。
粗いものから細かいものに変えながら表面を整えていくことで、自爪がフラットに美しくなっていきます。表面に沿うようにバッファを当てて、表面を磨くように左右に往復するときれいに仕上がります。スポンジバッファだけでもナチュラルに仕上がりますが、シャイナーを使うとより美しく見えます。
ネイルファイルセットの見本商品
自爪用のシャイナー(ツヤ出し)は、ネットでも販売されています。使い方はスポンジバッファと同じです。自爪でもナチュラルなツヤが出て、清潔感があります。
自爪の表面にガサつきがあったり、フラットにできていなかったりすると、凹凸が残ります。凹凸を残したままにしておくと、服の繊維や髪の毛に引っかかってしまい、爪を傷める原因になります。肌にあたって傷付けてしまう場合もあるため、自爪仕上げにするときは必ず表面を滑らかにしておきましょう。
仕上げをする際に気をつけることはありますか。
シャイナーには商品によって表裏や三面など、爪に当てる順番があります。順番通りにしっかりと摩擦させてあげることで、美しいツヤがでます。また、ジェルネイルから自爪に戻したとき、アセトンの影響で爪周りは乾燥しやすくなっています。オイルやクリームでの保湿は必ず行い、日常的に乾燥を防いでおきましょう。自爪仕上げの場合、爪はなるべく短くカットしておき、負担がかからないようにしておきます。
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ジェルネイルオフ後マニキュアを塗る場合
ジェルネイルオフ後マニキュアを塗る場合は、自爪に戻す場合の1〜4と同じ工程で、その後ベースコートを塗布していきます。マニキュアを塗る場合、シャイナーは特に必要ありません。(マニキュアによって艶やかに光るので、シャイナーで光らせる必要はないです。)細かい面のスポンジバッファで整える工程まで終わらせておきましょう。
マニキュアはジェルと違って、傷のある表面に密着しやすいという性質はありません。つるんとしたフラットな表面にも乗せることが可能で、そのほうが凹凸が出にくくきれいに仕上がります。傷のある表面に塗るとガタつきができるだけでなく、傷から自爪内部に液が入り込みすぎたり色素沈着したりといった原因にもなります。
ジェルネイルとマニキュアでは塗るときのコツが違いますね。
ベースコートやトップコートのみを塗っておくのもOKです。弱い爪や薄い爪の保護や強化にもなるので、割れるのが心配な方には特におすすめです。
ジェルネイルとマニキュアでは仕上がりの分厚さが変わります。マニキュアの方が薄く仕上がるので、ジェルネイルのときよりも爪先を慎重に扱いましょう。マニキュアはノンアセトンリムーバーでもオフ可能です。マニキュアのオフの際は、負担が少ないノンアセトンを選びましょう。
オフ後の爪はダメージがあるので、負担をかけないように気をつけましょう。
終わりに
今回はジェルネイルのオフ後のケア方法や注意点について解説ありがとうございました!
最後に今回の内容についてまとめます。
- ジェルネイルやマニキュア、自爪仕上げによってオフ後の手順が変わる
- どの場合も爪周りの保湿は日頃から心がける
- 自爪仕上げの場合は表面のケアを丁寧に
- オフは自爪に負担がかかるので適度なペースで行う
オフ後のケアをやるかやらないかで、爪の状態は変わってきます。きれいな指先を保つために、こまめに保湿をしましょう!