ジェルネイルをしていると、爪とジェルの隙間から空気が入りジェルが浮いてしまう「リフト」という現象がおきる場合があります。
浮いてきたジェルをそのままにしていると、髪が引っかかってしまったり、爪とジェルの間に菌が繁殖してしまったりと衛生的によくありません。
爪のカビとも呼ばれる「グリーンネイル」の原因にもなってしまいます。しかし、ジェルが浮いてきてしまったからといって、「すぐにネイルサロンにはいけない……」という方も多いと思います。
ここでは、覚えておくと便利なジェルネイルが浮いてきてしてしまう原因や簡単にできる対処法をご紹介いたします。
ジェルネイルのもちはどのくらい?
しかし、これはしっかりと爪にジェルが密着している場合の目安。また、たとえ浮きがなくても一定期間を過ぎたジェルは、一度オフか付け替えをする必要があります。
マニキュアと比べてもちがいいのが魅力のジェルネイルですが、一本だけ浮いてしまったり、欠けてしまったりというトラブルも少なくありません。
浮いてきてしまった場合は、爪のトラブルを防ぐためにも早急に対処しましょう。
ジェルネイルが浮きてきてしまう原因とは
技術面では、ジェルネイルをつける前のケアや爪表面のサンディング不足、ジェルが適量でなかったり、塗る際に皮膚についてしまったりすることが原因です。
また、生活環境による原因も多くあります。水仕事が多い方、指先をよく使う方、爪が薄かったり乾燥していたりと状態がよくない場合はジェルが浮きやすくなってしまいます。
ネイルオイルやクリームを使っての保湿、タンパク質や鉄分などバランスのとれた食生活を心がけることで爪を健康な状態に保つことができます。
「放置はNG」剥がれてしまった場合の対処法
気になって剥がしたくなってしまうかもしれませんが、自爪から浮いていない部分は、まだしっかりと爪にジェルがくっついている状態なので、無理やり剥がしてしまうと自爪を痛めてしまいます。
また、ここで紹介する方法は、あくまで「応急処置」であるため、できるだけ早くジェルネイルのオフや付け替えを行いましょう。
ネイル用接着剤(グルー)でくっつける
この方法では必ずネイル用のものを使うようにします。ネイル用ではない接着剤を使うことは衛生上よくなかったり、オフする際に取りづらくなってしまったりするので避けましょう。
浮いてきたジェルと自爪の隙間に少量のグルーを流し込み、指で数秒おさえて接着します。グルーの量が多すぎると、爪の外に漏れて皮膚にくっついてしまうので注意しましょう。
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マニキュアを使って見た目も自然に処置
浮いてきた部分を爪切りやニッパーで取り除き、バッファーを使って表面を滑らかにします。爪全体にマニキュアのトップコートを塗り、乾かします。
トップコートの前に、塗っているジェルと同じような色のマニキュアを塗ると、より自然に仕上がります。
ジェルネイルと違い、マニキュアだけでは厚みは出せないので自爪とジェルの段差をしっかりとバッファーで整えることで引っかかりがなくなります。
引っかかりをなくすためには「やすり」や「バッファー」が便利
削って先端を整えることで、引っかかりがなくなるので、そこからさらに浮いてしまう心配が少なくなります。
さらに、マニキュアのトップコートを爪の先端(エッジ)までしっかり塗るとより効果的です。
しかし、爪が短くて削れない場合は、無理やり削るのはNG。また、やすりで皮膚を傷つけないように、扱いには注意しましょう。
爪ヤスリは比較的安く売ってあるので、ジェルネイル関わらずセットで持っておきましょう。
絆創膏やテープを使って固定する
しかし、絆創膏やテープは蒸れやすく爪とジェルの間に細菌が繁殖してしまうリスクが高まるため、必ずこまめに取り換えましょう。
また、粘着力が強いと剥がす際にジェルからテープが剥がれず、自爪を傷めてしまう場合もあるため、ジェル部分に薄手のコットンやガーゼなどを挟んでから固定するのもおすすめです。
できるだけ早くオフ、または付け替えをしましょう
いくつかの対処法を紹介しましたが、いずれも「オフや付け替えをするまでの応急処置」です。
これらの処置を行っても、ジェルがしっかり爪にくっついた状態に戻るわけではないので、そのままにしておくと、さらに浮いてきてしまったり、細菌が繁殖したりと爪のトラブルを起こしてしまいます。
応急処置で対処した後は、できるだけ早くネイルサロンに行くようにしましょう。
ジェルネイルの剥がれを未然に防ぐ方法
ジェルネイルは「少し浮いてきた」「なんとなく引っかかる」程度でも、すぐに何かしらの処置を行うことをおすすめします。
少しでも隙間があると、そこに服や髪が引っかかり、どんどん浮きを加速させます。
ジェルの浮きを防ぐためには、ジェルを塗布する前のプレパレーション(前処理)をしっかり行い、ジェルが皮膚に付かないように丁寧に塗っていく必要があります。
また、日常生活のなかでも注意すべき行動がいくつかあります。
特に家事仕事で水を使うことが多い方や指先をよく使う仕事の方はジェルが浮きやすい傾向にあるため、これからご紹介する予防法を試してみるといいでしょう。
手袋の着用でジェルへの負担を減らす
家事やパソコンなど、指先を多く使う機会が多い方は、作業中に手袋をつけると爪の負担を減らせます。
水に触れることが多い方は、爪が乾燥しやすい状態にあるため、水仕事の際は手袋を着用するといいでしょう。
簡単に保湿!持っていると便利な「ネイルオイル」「ネイルクリーム」
ジェルネイルをする方は、ネイルオイルやネイルクリームを一つ持っているといいでしょう。
特に爪周りの皮膚(キューティクル)の保湿は、ジェルネイルのもちをよくするのに効果的です。
ネイルオイルやクリームは香りの種類が豊富で、ポーチに入れて持ち運べるペンタイプや、中にラメや押し花が入ってるものなど、香りや見た目も楽しめるものがそろっています。
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爪にあったジェルを選ぶ
生活習慣によるジェルの浮きを防ぐ方法を紹介しましたが、なかには使用しているジェルが爪に合っていないことが原因の場合もあります。
その場合はジェルの種類を変えてみるといいでしょう。特にベースジェルはジェルのもちに大きく関わるため、毎回リフトしやすいとお悩みの方は一度ベースジェルを見直してみてはいかがでしょうか。
また、ベースジェルを塗布する前に「プライマー」を塗るのも効果的です。
プライマーはジェルと爪の密着を強めるために使用するため、オフの際にジェルを取りづらくなってしまうことがある点も考慮して選んでください。
プライマーの使用は、プレパレーションや爪の保湿など、今回紹介したリフトを防ぐ方法を試してももちが悪いという方におすすめです。
「すぐにサロンに行けない」そんな時はセルフオフを
応急処置を行っても「なかなかネイルサロンに行く時間がない……」という場合は、セルフオフを行いましょう。
「ネイルオフはセルフでするのが難しい」と思っている方も多いと思いますが、手順を守り丁寧に行えば、ネイルサロンでやるようにきれいにオフできます。
正しい処置で爪の健康を守りましょう
「ジェルネイルが浮いてきてしまう」というトラブルは、ジェルネイルをしている多くの方が経験したことのある悩みではないでしょうか。
ネイルサロンで施術したジェルネイルであれば、ほとんどのサロンで無料でのお直しや一本だけのお直しにも対応してくれます。また、自分でできる対処法を覚えておけば、もしもの時にも安心です。
浮いてきたネイルを放置すると爪のトラブルを起こす原因となるので、健康な爪を守るためにも一度浮き上がったネイルは早めに処置を行いましょう。