2023年10月18日記事を更新
ジェルネイルをしていると爪とジェルの隙間から空気が入り、ジェルが浮いてしまう「リフト」という現象がおきる場合があります。浮いてきたジェルをそのままにしていると、髪が引っかかってしまったり、爪とジェルの間に菌が繁殖してしまったりと衛生的によくありません。
爪のカビとも呼ばれる「グリーンネイル」の原因にもなってしまいますね!ただ、ジェルが浮いてきてしまったからといって、「すぐにネイルサロンにはいけない……」という方も多いと思います。
ここでは、覚えておくと便利なジェルネイルが浮いてきてしてしまう原因や簡単にできる対処法をご紹介いたします。あくまで応急処置な対処方法なので、必ず根本的な原因を解決するようにしましょう。
【寿命】ジェルネイルの「もち」はどれぐらい?
ジェルネイルのもちは、一般的にハンドジェルであれば3〜4週間、フットジェルであれば1カ月半〜2カ月ほどです。しかし、これはしっかりと爪にジェルが密着している場合の目安です。また、たとえ浮きがなくても一定期間を過ぎたジェルは、一度オフか付け替えをする必要があります。
マニキュアと比べてもちがいいのが魅力のジェルネイルですが、一本だけ浮いてしまったり、欠けてしまったりというトラブルも少なくありません。浮いてきてしまった場合は、爪のトラブルを防ぐためにも早急に対処しましょう。
【理由】ジェルネイルが浮きてきてしまう原因とは
ジェルが浮いてきたり、剥がれてしまったりする原因はいくつかあります。
技術面では、ジェルネイルをつける前のケア不足や爪表面のサンディング不足、ジェルが適量でなかったり、塗る際に皮膚についてしまったりすることが原因です。また、生活環境による原因も多くあります。水仕事が多い方、指先をよく使う方、爪が薄かったり乾燥していたりと状態がよくない場合はジェルが浮きやすくなってしまいます。
そういった方々はネイルオイルやクリームを使っての保湿、タンパク質や鉄分などバランスのとれた食生活を心がけることで爪を健康な状態に保つことができます。
【対策】「放置はNG」剥がれてしまった場合の対処法
実際に、ジェルネイルが浮いてきてしまった場合はどのような対処をすればいいのでしょうか。
対処法はいくつかありますが「無理やり剥がすのは絶対にNG」です。気になって剥がしたくなってしまうかもしれませんが、自爪から浮いていない部分はまだしっかりと爪にジェルがくっついている状態なので、無理やり剥がしてしまうと自爪を痛めてしまいます。
ここで紹介する方法はあくまで「応急処置」であるため、できるだけ早くジェルネイルのオフや付け替えを行いましょう。
対処方法1|ネイル用接着剤(グルー)でくっつける
ジェルネイルが浮いてきて隙間が出てきた場合の応急処置として、グルー(ネイル用接着剤)でくっつけるという方法があります。
浮いてきたジェルと自爪の隙間に少量のグルーを流し込み、指で数秒おさえて接着します。グルーの量が多すぎると、爪の外に漏れて皮膚にくっついてしまうので注意しましょう。
この方法では必ずネイル用のものを使うようにします。ネイル用ではない接着剤を使うことは衛生上よくなかったり、オフする際に取りづらくなってしまったりするので避けましょう。
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対処方法2|マニキュアを使って見た目も自然に処置
マニキュアを使った処置の方法もあります。浮いてきた部分を爪切りやキューティクルニッパーで取り除き、バッファーを使って表面を滑らかにします。爪全体にマニキュアのトップコートを塗り、乾かします。トップコートの前に、塗っているジェルと同じような色のマニキュアを塗ると、より自然に仕上がります。
ジェルネイルと違い、マニキュアだけでは厚みは出せないので自爪とジェルの段差をしっかりとバッファーで整えることで引っかかりがなくなります。
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対処方法3|引っかかりをなくすためには「やすり」や「バッファー」を使って整える
爪の先端、1mm程度の浮きである程度爪の長さがある場合は、やすりやバッファーを使って滑らかに整えるといいでしょう。
削って先端を整えることで、引っかかりがなくなるのでそこからさらに浮いてしまう心配が少なくなります。さらに、マニキュアのトップコートを爪の先端(エッジ)までしっかり塗るとより効果的です。
しかし、爪が短くて削れない場合は無理やり削るのはNGです。また、やすりで皮膚を傷つけないように扱いには注意しましょう。爪やすりは比較的安く売ってあるのでジェルネイル関わらずセットで持っておきましょう。
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対処方法4|絆創膏やテープを使って固定する
絆創膏やテープで固定すれば、浮いてきた部分が引っかかる心配が少なくなります。しかし、絆創膏やテープは蒸れやすく爪とジェルの間に細菌が繁殖してしまうリスクが高まるため、必ずこまめに取り換えましょう。
粘着力が強いと剥がす際にジェルからテープが剥がれず、自爪を傷めてしまう場合もあるため、ジェル部分に薄手のコットンやガーゼなどを挟んでから固定するのもおすすめです。これらは応急的な処置で見た目もよくありません。付け替えが理想です。
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【対策まとめ】できるだけ早くオフ、または付け替えをしましょう
いくつかの対処法を紹介しましたが、いずれも「オフや付け替えをするまでの応急処置」です。
これらの処置を行っても、ジェルがしっかり爪にくっついた状態に戻るわけではないので、そのままにしておくと、さらに浮いてきてしまったり、細菌が繁殖したりと爪のトラブルを起こしてしまいます。
応急処置で対処した後は、できるだけ早くネイルサロンに行くようにしましょう。
【予防】ジェルネイルの剥がれを未然に防ぐ方法
ジェルネイルは「少し浮いてきた」「なんとなく引っかかる」程度でも、すぐに何かしらの処置を行うことをおすすめします。
少しでも隙間があると、そこに服や髪が引っかかり、どんどん浮きを加速させます。ジェルの浮きを防ぐためには、ジェルを塗布する前のプレパレーション(前処理)をしっかり行い、ジェルが皮膚に付かないように丁寧に塗っていく必要があります。
日常生活のなかでも注意すべき行動がいくつかあります。特に家事仕事で水を使うことが多い方や指先をよく使う仕事の方はジェルが浮きやすい傾向にあるため、これからご紹介する予防法を試してみるといいでしょう。
予防方法1|手袋の着用でジェルへの負担を減らす
家事やパソコンなど、指先を多く使う機会が多い方は作業中に手袋をつけると爪の負担を減らせます。水に触れることが多い方は、爪が乾燥しやすい状態にあるため、水仕事の際は手袋を着用するといいでしょう。
予防方法2|簡単に保湿!持っていると便利な「ネイルオイル」「ネイルクリーム」
ジェルネイルをする方は、ネイルオイルやネイルクリームを一つ持っているといいでしょう。特に爪周りの皮膚(キューティクル)の保湿は、ジェルネイルのもちをよくするのに効果的です。
ネイルオイルやクリームは香りの種類が豊富です!ポーチに入れて持ち運べるペンタイプや中にラメや押し花が入ってるものなど、香りや見た目も楽しめるものがそろっています。
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予防方法3|爪にあったジェルを選ぶ
生活習慣によるジェルの浮きを防ぐ方法を紹介しましたが、なかには使用しているジェルが爪に合っていないことが原因の場合もあります。その場合はジェルの種類を変えてみるといいでしょう。
特にベースジェルはジェルのもちに大きく関わるため、毎回リフトしやすいとお悩みの方は一度ベースジェルを見直してみてはいかがでしょうか。
ベースジェルを塗布する前に「プライマー」を塗るのも効果的です。プライマーはジェルと爪の密着を強めるために使用します。オフの際にジェルを取りづらくなってしまうことがある点も考慮して選んでください。
プライマーの使用はプレパレーションや爪の保湿など、今回紹介したリフトを防ぐ方法を試してももちが悪いという方におすすめです。
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「すぐにサロンに行けない」そんな時はセルフオフを
応急処置を行っても「なかなかネイルサロンに行く時間がない……」という場合は、セルフオフを行いましょう。「ネイルオフはセルフでするのが難しい」と思っている方も多いと思いますが、手順を守り丁寧に行えば、ネイルサロンでやるようにきれいにオフできます。
正しい処置で爪の健康を守りましょう
「ジェルネイルが浮いてきてしまう」というトラブルは、ジェルネイルをしている多くの方が経験したことのある悩みではないでしょうか。
ネイルサロンで施術したジェルネイルであれば、サロンで無料でのお直しや一本だけのお直しにも対応してくれる場合もあります。また、自分でできる対処法を覚えておけば、もしもの時にも安心です。
浮いてきたネイルを放置すると爪のトラブルを起こす原因となるので、健康な爪を守るためにも一度浮き上がったネイルは早めに処置を行いたいですね!今回は解説ありがとうございました!
こちらこそ、ありがとうございました!