セルフでジェルネイルをしている方で、仕上がりの厚みで悩む。といった方も多いのではないでしょうか。
ジェルネイルは必要な部分に厚みがないと、強度が劣り割れやすくなります。
ただ分厚ければ良いというわけではなく、ジェルネイルの厚みに関しては奥が深いです。
今回は「厚み」に関して細かく解説していきます。
ジェルネイルの厚みの理想は?
ジェルネイルの全体の厚みには好みがあり、正解というのはありません。
薄くてナチュラルなネイルが好きな方や、ぷっくりと丸みのある形が好きな方もいます。
最低限の厚みは必要ですが、形や使いやすさによって自分に合った厚みを見つけましょう。
そのうえで理想的なフォルムを教えてください!
どの厚みに対しても理想的なフォルムというのは存在します。
横から見たときのアーチを描いたようなフォルムが理想的です。
真ん中に当たる部分が1番高く、根元・先端に向かってなだらかな山のように薄くなる形を意識しましょう。
この形は見た目が美しいというだけでなく、衝撃に弱い部分をカバーしつつ折れにくく割れにくいといった効果もあります。
きれいな見た目で、衝撃にも強い形が最強ですね!
厚みが必要な部分と不必要な部分とは
厚みが必要な部分
- ストレスポイント
- 爪の中心部分
ストレスポイントは特に横からの衝撃に弱く、ここをしっかりカバーできていないと亀裂や割れの原因になります。
中心部分に厚みがないと、横から見たときに凹んだようなフォルムになり、全体が美しく見えません。
この2点は意識しておきましょう。
厚みが不必要な部分
- 根元ライン
- 中心から先端までの間
- 先端(エッジ)
根元はジェルが溜まりやすく、分厚くしてしまいやすい部分です。
根元に厚みがでてしまうと、伸びてきたときに馴染みが悪くなって不自然に見え、引っかかりやすくなります。
中心から先端の間にジェルを溜めてしまうと、もたつき感のある不格好なフォルムにになります。
この部分に厚みが溜まるとフリーエッジに重みが加わり、不可がかかるとフリーエッジ部分だけ折れてしまうこともあります。
適度な厚みは必要なのですが、中心よりも分厚くならないように注意しましょう。
分厚く塗ってしまうのもNGです。
指先が扱いにくくなるだけでなく、不自然なフォルムになってしまいます。
この3点を覚えておきましょう。
厚みの作り方
デザインが出来上がったあと、クリアジェルを使い厚みを作っていきます。
- まず全体にジェルを薄めに塗布していきます
- もう1度ブラシまたはハケにジェルを多めに取り、根元から少し手前部分に乗せます
- 多めに乗せたジェルを軽く触りながら先端まで伸ばしてきます
- 色んな角度から見て、多すぎる部分から足りない部分へジェルを動かします
※ブラシの角を使うと細かく動かしやすい - 特に中心部分が凹んでいないか確認してから硬化します
※時間が経つとジェルが流れていくのでスピーディに行いましょう
表面のガタつきが気になる場合は、指を裏向けにして5~10秒ほど待つと、自然でなだらかな厚みが出来上がります。
厚みによるメリット・デメリット
全体のコーティングの厚さは好みによって仕上げてもOKです。
以下で厚みによるメリットとデメリットを紹介します。
薄いコーティングのメリット・デメリット
ぷっくり感が苦手でスッキリとナチュラルなフォルムに仕上げたい方は、薄めのコーティングがおすすめです。
皮膚にジェルが付着薄めにすると全体が引き締まり、指先が細長く美しく見えます。
反対に薄いコーティングのデメリットを教えてください!
薄くなるぶん、保護する力や強度は落ちます。
そのため、ショートネイルや自爪が強い方に向いています。
分厚いコーティングのメリット・デメリット
ジェル特有のぷっくりとした丸みが好みの方は、全体に厚みのあるコーティングがおすすめです。
可愛らしいフォルムと奥行きのあるデザインが楽しめて、ジェルネイルらしい仕上がりになります。分厚くすると強度が上がり、保護や補強としての効果も増します。
厚めのコーティングのデメリットはなんですか?
厚みのあるジェルネイルをすると、指先での作業が多少やりにくくなります。
爪を使って細かい手作業をする方にはあまり向きません。
分厚いと削る・溶かすジェルが増えるので、オフの際も少し時間と手間がかかります。
厚みによるおすすめデザイン
分厚いコーティングがおすすめのデザイン
大粒ラメやホログラム、シェルはストーン類と違って全て埋め込む必要があります。
このような場合は分厚いコーティングがおすすめです。
立体感のあるパーツを使う場合は、分厚いコーティングが良さそうですね!
また、大理石マーブルなどの幻想的なデザインも、厚めのコーティングがおすすめです。
繊細な柄に奥行きが生まれて、より美しく見えます。
薄いコーティングがおすすめのデザイン
フレンチネイルなどのパッキリとしたラインを際立たせたいデザイン
は、薄めのコーティングがきれいです。
分厚くなるとラインの位置が深くなって、ぼやっとしたデザインになってしまいます。
薄いコーティングと厚いコーティングを上手に使い分けたいですね!
まとめ
最後に、ジェルネイルの厚みについてまとめます。
- ジェルネイルの厚みは好みによって選んでOK
- 必要な部分と不必要な部分を理解して適切な厚みを心がける
- デザインによって厚みを変化させるのもおすすめ