実は知らない？ネイルファイルの種類とそれぞれの使い方を徹底解説

ジェルネイルは自宅で気軽にできるので、セルフでネイルを楽しんでいる方も多いかと思います。普段何気なく使っている『ネイルファイル』には実はさまざまな種類があり、使い方が異なります。

今回はファイルの紹介と正しい使い方を解説していきます。

ネイルファイルは、オフの際にジェルの表面を削ったり、エッジの形を整えたりとセルフネイルには欠かせないアイテムです。使用しているとだんだんと摩耗していき、削れなくなる消耗品です。比較的安価で、1本100～300円前後で購入できます。

一般的なファイルの他に、スポンジバッファー、エメリーボード等もファイル類として扱われています。

ネイルファイルにはG（グリッド数）が表記されています。数字が低いほど表面が粗く、数字が高いほど表面が細かくなっています。

グリッド数別に使用目的を説明していきます。

スカルプやハードジェルなど、硬く削りにくいネイルに対して使用します。表面がとても粗く、皮膚に触れると傷ついてしまうことがあり注意が必要です。通常のソフトジェルではあまり使用しないグリッド数です。

粗いファイルは注意して使用しましょう。

ジェルネイルのオフに向いています。表面は少し粗めなので削りすぎには注意ですが、アセトンを巻くまでの削りに最適です。

セルフネイルに慣れていて、スピーディにオフしたい方におすすめのファイルです。

アセトン後の、自爪に近い部分のオフに適したグリッド数です。表面は細かく滑らかで、削りすぎを防ぐげます。自爪が薄くなってしまったときのオフや、自爪近くの表面を触りたいときに適しています。皮膚に当たっても痛みはなく、初心者の方でも安心して使用できます。

セルフネイル初心者の方は、必ず1本は持っておきましょう。

ネイルファイルよりも薄く細い形状のエメリーボードは、自爪の形を整えるためのファイルです。薄いので細かな隙間や角にセットしやすく、サイドラインの角やキワまで整えられます。

グリッド数の低いファイルのように、ガリガリといった衝撃がなく、自爪に優しくアプローチできます。

スポンジバッファーにもグリッド数があり、細かいものから粗いものまで種類があります。一般的には180〜240Gほどのスポンジバッファーが多く、大差はありません。オフ後の自爪表面の整えや、先端のバリ（先端を削った後にでる、削りきれなかった爪のかけら）の排除に使用します。フィルイン（お直し）として、ジェルネイルの表面に少し傷を入れたいときにも適しています。

セルフでジェルネイルを施す場合は、これらを1本ずつ用意するだけで十分です。

ネイルファイルには、ダイヤモンド型やムーン型など、形が違うものがあります。角がある部分は爪の両サイドの根元の角にフィットしてくれます。丸いアーチ型部分は爪の根元ラインに沿ってフィットさせることができます。

動かしやすい形や好みで選びましょう。

面取りはファイルの角を滑らかにして、皮膚が傷つくのを防ぐものです。ファイルを新品のまま使用するのは、おすすめしません。特にグリッド数が低く粗いファイルは、必ず面取りが必要です。

面取りの方法を紹介します！

これで面取りが完了です。面取りをしておくと、ファイルで皮膚近くを触るときも安全です。

ネイルファイルの使い方を解説していきます。

表面を削るときは往復がけでOKです。ファイルを軽く持ち、力強く当てるのではなく、爪に圧をかけすぎないように注意しましょう。

爪の表面はアーチ型になっているので、真っ直ぐに往復するのではなく、爪に沿うように丸くスムーズにファイルを動かすとまんべんなく削れます。

サイドは皮膚が盛り上がり、ファイルが当たりにくいので、しっかりと皮膚を下げてジェル部分にファイルを当てて削ります。キワの部分はファイルの端を使い、皮膚を傷つけないよう気をつけながら削りましょう。

ファイルを使用しているとダスト（粉）が出て、表面が見えづらくなります。こまめにダストを払い、自爪を削りすぎていないかチェックしましょう。

自爪にはエメリーボードを使用します。先端はファイルによって左右に動かされやすく、折れる原因にもなるため、往復がけはなるべく避けます。一方向に向かってファイルをかけながら、形を整えましょう。

ジェルネイルをしているときはエメリーボードを使用しますか。

ジェルネイルの先端を整えるときはネイルファイルでもOKです。エメリーボードと違って一気に削れてしまうので、少しずつ整えると良いでしょう。

削りたい部分に対して、的確にファイルを当てることが大切です。角度や位置がずれているとジェル部分ではなく、自爪を削ってしまいます。

しっかりと目視で確認しながら使用しましょう。

最後に、ネイルファイルについてまとめます。