セルフネイルをしていると、一度は気泡が入ってしまったことがある!という方も多いのではないでしょうか。
仕上がりに凹凸ができて見た目が悪くなってしまうので、気泡にはきちんと除去する必要があります。
今回は気泡の入らないブラシ運びや注意点を解説していきます。
気泡とは
気泡とは、ジェルに空気が入ってしまったときに表面にできる泡のことで、バブルとも言います。
塗っている最中に紛れ込み、空気が入ったままライトで硬化すると気泡も一緒に固まってしまいます。
コーティング後まで気付かなかった場合は、表面にプツプツとした凹凸が残るため、削って塗り直すことになります。
塗ってから少し経ってから表面に浮かび上がってくる気泡もあり、硬化後まで気付かないこともあります。
気泡のせいで仕上がりに支障が出るのはイヤですね。
気泡が入ってしまう原因
気泡が入ってしまう原因は以下の点が挙げられます。
- ブラシの動かし方
- ストーンやパーツの隙間
- ブラシの拭き取り不足や劣化
- ジェルの触りすぎ
ブラシの扱い方によって気泡は入りやすくなります。
ペタペタと空気を入れるようにジェルを塗ったり、何度もジェルを触っていたりといった塗り方は、空気を含みやすいです。
ブラシをジェル表面に当て始めるときは、勢いをつけずにそっと優しく当てることが大切です。
ブラシの扱い方に気をつけてみましょう!
ブラシにあらかじめ空気が含まれてしまっている場合もあります。
キッチンペーパーで拭き取る際に、しっかりと隙間なく挟み込み拭き取るようにすると空気がブラシに付着しません。
ブラシが古くなりパサパサになっていると筆先にまとまりがなくなり、塗る度に気泡ができやすくなります。
適度にブラシの先端もチェックしておきましょう。
ストーンやパーツのコーティングは特に注意が必要です。
複数のパーツの間や土台との間には隙間が生まれるので、ここにジェルを上手く入れ込まないと空気が入ります。
パーツの隙間はアートブラシなどの細いブラシで埋めていくのも良いでしょう。
また、ホログラムやグリッターのコーティングは、よく確認しないと気泡が見えにくいです。
気泡が入っていないか確認してから、硬化しましょう。
気泡が入ってしまったら
硬化前
硬化前に気泡に気付いたときはブラシで気泡部分を取り除きます。
小さめの気泡の場合は、爪楊枝などの先端の細いもので刺して潰すこともできます。
取り除く作業をすると、カラーの状態だとムラになり、コーティングの状態だと凹みができます。もう一度塗り直すことになりますが、気付くいた時点でしっかりと対処しておきましょう。
取り除いた後のブラシの筆先はキッチンペーパーで拭き取り、空気を完全に除去しておきます。
硬化前なら素早く対処しましょう!
硬化後
硬化後に気付いた場合は、削って塗り直しになります。
未硬化ジェルをエタノールコットンで拭き取り、ファイルで気泡部分を削ります。
大きめの気泡や深い部分に入った気泡を削ると、カラーが剥げてしまうこともあります。
その場合は再度その工程からやり直しになってしまいますので、硬化前の早い段階で気付くことで手間を省けます。
硬化前に入念にチェックした方がいいですね。
気泡を防ぐ方法と注意点
ブラシの使い方
気泡の入りにくいブラシ使いを覚えておくと、スムーズに施術できます。
1番気泡が入りやすいタイミングは、ブラシがジェルに触れる瞬間です。
叩くようにブラシを触れさせるのではなく、ゆっくりそっとジェルを乗せると空気を含みにくくなります。
塗り始めだけではなく表面に触れる度に心がけるだけで、気泡を防げます。
爪の表面に直接ブラシを当てずに、ジェルの表面を触るように動かすと気泡だけでなく色ムラも防ぐことができます。
気泡が入りやすい方は、ブラシの動かし方を見直してみると良いかもしれません。
攪拌(かくはん)の仕方
ジェルを塗る前に攪拌をする場合がありますが、このとき勢い良く混ぜると空気を巻き込んでしまいます。
ゆっくりと回して攪拌しましょう。
ゆっくりと回すのがポイントですね!
ブラシでジェルを取るときに注意
ジェルにはコンテナタイプとボトルタイプがあり、それぞれに注意点があります。
コンテナタイプはコンテナ内に空気の泡が入ってしまっている場合があります。
ブラシでコンテナからジェルを取るときに入ってしまった空気です。
真ん中から強く取るのではなく、コンテナの端の方から掬うようにジェルを取りましょう。
そっと掬うようにしましょう。
ボトルタイプは毎回ボトルに筆先を入れ込む必要があります。
このとき必要以上に出し入れをしたり、上下に早く勢いよく出し入れをすると、ボトル内に空気が入りやすくなります。
ボトルタイプの筆先も定期的にキッチンペーパーでしっかり拭き取っておくと、筆先に付着した気泡を取り除くことができます。
空気の入ったジェルを塗ると、そのまま表面に気泡として現れてしまいます。
清潔できれいなジェルを保ちましょう。
そのためにはブラシや筆先をメンテナンスも大事ですね!
まとめ
最後に、ジェルネイルに入る気泡を防ぐポイントをまとめます。
- 気泡はブラシの扱い方によって防ぐことができる
- パーツやストーンと隙間のコーティングは特に注意
- 気泡が入ったらすぐに対処しましょう
- ブラシやジェルを清潔に保ち管理する