ジェルネイルをしている方もしていない方も、爪の形がきれいなだけで指先が美しく見えます。
爪の形には見た目だけでなく、形によって強度が変わったり使いやすさが違ったりと、それぞれメリットデメリットがあります。
今回は爪の形や整え方についてご紹介します。
整えるための道具
気泡とは、ジェルに空気が入ってしまったときに表面にできる泡のことで、バブルとも言います。
塗っている最中に紛れ込み、空気が入ったままライトで硬化すると気泡も一緒に固まってしまいます。
コーティング後まで気付かなかった場合は、表面にプツプツとした凹凸が残るため、削って塗り直すことになります。
塗ってから少し経ってから表面に浮かび上がってくる気泡もあり、硬化後まで気付かないこともあります。
気泡のせいで仕上がりに支障が出るのは悲しいですね。
気泡が入ってしまう原因
自爪を整える場合はエメリーボード、スポンジバッファを使用します。
折れる原因になるので往復がけはNGです。
一方向に向かってエメリーボードを動かしましょう。
先端に削った欠片(バリ)が残ったときは、スポンジバッファで取り除きます。
ジェルネイルを施した後に形を整える場合は、ネイルファイル(150〜180G)を使用します。
往復がけはOKですが、一気に削れてしまうので確認しながら整えましょう。
長さを大幅に短くしたい場合はニッパーや爪切りで先にある程度カットしておきましょう。
エメリーボードやファイルで長く削りすぎると、自爪の負担になります。
仕上げたい長さによって道具を使い分けるのがおすすめです。
形の種類
爪の形には以下の種類があります。
- スクエア
- オーバル
- ポイント
スクエア
スクエアは先端が四角形の爪です。
先細りになったスクエア(バレリーナカット)なども人気です。
スクエアは、爪に存在感が増してオシャレに見えるのが特徴です。
デザインを描ける面積も広く、幅広いデザインが楽しめます。
ガッチリとした印象で強度は増しますが、あたる面積が多く、日常生活でぶつけてしまいやすい形です。
スクエアの角だけとったものを「スクエアオフ」と呼びます。
直線でカチッと指や手をすっきりと見せたい方におすすめです。
オーバル
ナチュラルな丸みが特徴のノーマルなフォルムです。
卵形のような形で、適度な強度と扱いやすさが魅力です。
自爪が自然に伸びたような美しさと、丸みのある可愛らしさを兼ね備えています。
短い爪でも作りやすい形で、ラウンドフォルムとも呼ばれます。
ジェルネイルを乗せると、ぷっくりと可愛らしい雰囲気に仕上がります。
女性らしさのある手元にしたい方におすすめです。
ポイント
先端に向かって細くなった形をポイントと呼びます。
三角のような形なので、ポイントにするにはある程度の長さが必要です。
シャープで華奢なフォルムが、指を長く細く見せてくれます。
横からの衝撃に弱く、折れやすい形でもありますが、おしゃれで人気のフォルムです。
指先をよく使う方は注意が必要です。
それぞれの形の整え方
スクエア
ブラシにあらかじめ空気が含まれてしまっている場合もあります。
キッチンペーパーで拭き取る際に、しっかりと隙間なく挟み込み拭き取るようにすると空気がブラシに付着しません。
ブラシが古くなりパサパサになっていると筆先にまとまりがなくなり、塗る度に気泡ができやすくなります。
適度にブラシの先端もチェックしておきましょう。
1.爪に対して垂直にエメリーボードをセットして先端のストレートを作る
2.爪と縦平行にエメリーボードを添わせて上から見たサイドラインを整える
3.爪を横から見てサイドもストレートに削る
4.爪を横から見てサイドもストレートに削る
角に少しだけエメリーボードを入れて引っかからないように角をとる
※バレリーナのような先細りスクエアに仕上げる場合は、2の工程を縦平行ではなく内側に向かってストレートに整えます。
スクエアの作り方を覚えておくと、スクエアからオーバルやポイントの形に作り上げることもできます。
オーバル
- 先端の曲線をある程度作っておく
- サイドラインをストレートに整える
- サイドラインと先端の境目を自然な曲線で馴染ませる
※オーバルと呼ばれる形の範囲は広いので、先端のカーブは好みの形でOKです。
ポイント
- サイドをストレートではなく内側に向かって削る
- 先細りになった先端を馴染ませる
- スキンダウンをしながら横から見たサイドラインを整える
※先の細いポイントはストレスポイントに角が出来やすいです。
スキンダウンをしっかりと行い、角を作らないようにサイドを馴染ませましょう。
爪を整える際の注意点
左右対称を意識する
どの形にするときも左右対称に仕上げることが大切です。
どちらかを削りすぎることのないように、色々な角度から確認しながら整えましょう。
爪の下に黒いものを置くと形を確認しやすくなります。
左右対称にすることで指先がきれいに見えますね!
角を残さないようにする
きれいに馴染ませられていないと角が残ります。
爪先を触りながら引っかかるような角がないか確認しておきましょう。
角は先端だけではなく、ストレスポイント(横から見てスキンダウンしたときに現れる部分)にも出来やすいです。
最後にスポンジバッファを通しておくと、バリや角が残りにくくなります。
角を残すとジェルネイルのフォルムが汚くなったり、日常生活で引っかかってしまったりといったことが起こります。
イエローラインに影響されないように注意
爪のピンク色部分と白色部分の境目をイエローラインと呼びますが、このラインは左右対称ではありません。
爪によって形もカーブも違います。
このイエローラインを見ながら先端を整えると、左右対称に仕上がりません。
イエローラインではなく爪の根元や全体を見ながら形を整えると、美しく仕上がります。
イエローラインに惑わされないように気をつけましょう。
ジェルネイルを施すときは細めにしておく
自爪を整えてジェルネイルを乗せる場合、ジェルの厚みを考えて、理想の仕上がりよりも細くしておくと良いでしょう。
ジェルは思ったよりも厚みがあり、自爪の状態よりも太く仕上がります。
自爪の整えの段階で先細りにしておくことが大切ですね。
まとめ
最後に、爪の形の種類や整え方をまとめます。
- 爪の形によって強度や使いやすさが変わる
- 見た目の好みで選んでもOK
- 自爪はエメリーボード、ジェルネイルはファイルを使って整える
- イエローラインを見ずに左右対称を意識する