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ジェルスカルプチュア・長さ出しの際に必要なピンチの入れ方

ピンチの入れ方
自爪にピンチを入れて爪先を長くする技術

※自爪にピンチを入れて爪先を長く・キレイに見せる技術

長さのあるネイルデザインがしたいときに施すのが「ジェルスカルプチュア」です。ほかの呼び方だと「長さ出し」ともいわれます。

Ami

長さのあるネイルはとても魅力的なデザインが作れます。特にジェルスカルプで重要なのが「ピンチ」です。もち強度見た目のシャープさは、ピンチの入れ方で決まります。

ジェルネイル実践記 編集部

今回はピンチの入れ方について詳しく解説します。長さ出しで困っている方はぜひ参考にしてみてください!

目次

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ジェルネイル実践記編集部
ジェルネイル実践記の編集部です。編集部では、主にネイリスト様とやり取りをして記事の編集や商品選定を行っています。おかげさまでジェルネイル実践記は4年目を迎え、少しずつ成長しています!これからもどうぞよろしくお願いいたします。

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ami
【JNECネイリスト検定1級】と【JNAジェルネイル検定上級】保持。ネイリスト資格取得後、現場では6年勤務。新店舗の立ち上げや指導等も経験。現在は専業主婦で友人などにネイルを施す日々を過ごす。

ピンチとは

長さ出しをしている指先
長さ出しをしている指先

ジェルを長さ出しする際にカーブを付けることを「ピンチ」と呼びます。ピンチを入れることで、先端から見たときにキレイな半円型ができ上から見たときにスッキリとしたフォルムが完成します。

Ami

Cカーブが入ると横からの衝撃に強くなり折れにくくなる効果があります。平らすぎるカーブだと、横から簡単に亀裂が入り折れやすくなります。

ジェルネイル実践記 編集部

美しいピンチが入っていないと、たつきのある広がった爪になり、指自体が太く見えてしまいます。それらを防ぎ、美しい形を作るためにもピンチは重要な工程の1つです。

ピンチの入れ方

ピンチを入れる前のネイル
ピンチを入れる前のネイル

ピンチは、硬化して固まってしまったジェルには入れることはできません半硬化している間に入れるのですが、ライトから出す半硬化のタイミングをつかむことが大切です。

ジェルネイル実践記 編集部

ジェルネイルライトによって異なりますが、ほとんどのLEDライトは10〜20秒で完全に硬化します。それに対して半硬化のタイミングは大体5秒ほどだと思ってください

Ami

1度ライトから出して表面を軽く爪先でトントンとたたきます。

ピンチを入れる前にトントンと軽くたたくシーン
爪先をトントンとたたく
Ami

その際に「グニャッ」として爪先に引っ付いてしまうときは、もう1度ライトに入れて2〜3秒硬化してください。表面を軽くたたいても表面がヨレることなく、爪先に引っ付いてこないぐらいがベストです。

爪先に爪先に引っ付いてこない見本例
爪先につかない程度を確認
Ami

半硬化が出来上がったら、自爪の白色とピンク色の境目(イエローライン)の両サイド(ストレスポイント)からグッと内側に向けて力を入れます

内側に力を入れるシーン
半硬化の状態
Ami

上から見ながら、自身の左右の爪で両サイドから真ん中に押し込むイメージです。両サイドにピンチが入ったら、5秒ほどキープして固定します。

内側に押し込む見本例
半硬化状態の爪に両サイドから押すイメージ
Ami

キープしながら上からも横からも確認して、ゆっくりと形を引き締めていきます。キープした後は、先端まで軽く押しながら引いてきます。

内側に押し込むシーン(内側から見た視点)
横から見た押し込みイメージ
Ami

これは先端が広がらないようにするためです。このとき、先端から真っすぐ確認して、半円形になっていればOKです。

内側に押し込むシーン(正面から見たイメージ)
先端が広がらないように爪の側面から確認
Ami

ピンチがきれいに入り、サイドのラインが真っすぐスッキリとしたところで完全に硬化します。完全に硬化できたらピンチを入れた形は変わりません

ピンチが入ったあとのネイル
出来上がりのピンチイメージ1
Ami

これでピンチは完了です。ピンチが入ると根元から先端までスッキリとしたストレートラインが出来上がり、細くきれいに見えます。

横から見た指先
出来上がりのピンチイメージ2

ピンチを入れるためのおすすめ道具

セルフでネイルをしている方が、自身の爪を自身の2本の指でピンチを入れるのはとても難しいです。本来、親指2本を使いピンチを入れますが、長さ出しをする指によっては自分ではできません。

Ami

そのようなときのためにピンチングツールピッチングツールが販売されています。ハサミのような形で、両サイドを挟み込めるようになっています。

ジェルネイル実践記 編集部

便利そうですね!

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Ami

ほかにもハサミやピンセットなど、家にあるものでも代用できます。ハサミを使う場合は上向きに持ち、持ち手部分を開いて挟み込み、ピンチを入れることもできます。

ジェルネイル実践記 編集部

いろいろと道具があるので、ピンチを入れる前に確認してた方が良さそうですね!

ピンセットで長さ出し
ピンセットで代用しているシーン
Ami

持ち手部分の内側が真っすぐのものがおすすめです。大きめのピンセットでも代用可能です。真っすぐに挟み込めるものなら何でもOKなので、自身の使いやすいものを選びましょう。

ピンチを入れる際のポイント

ピンチを入れる際に気を付けたいポイントは4つあります。

  • 両サイドからの力加減を統一する
  • 入れすぎ、入れなさすぎに注意
  • 半硬化のタイミングを見極める
  • ピンチを入れる場所を定める

両サイドからの力加減を統一する

力加減を統一してピンチを入れるシーン
力加減を統一してピンチを入れるシーン

ジェルは厚みによって硬化の仕方が変わるので、左右のジェルの量が極端に違う場合もピンチの入り方が変わってしまいます。ジェルを乗せる段階から均一さを意識しましょう。バランスの良いピンチが入ると、自爪との一体感が増して自然な仕上がりになります。

Ami

両サイドからピンチを入れるときの力加減が偏っていると、カーブの入り方が左右で変わり、仕上がりが曲がってしまいます。同じような圧でゆっくり形成していきます。

ジェルネイル実践記 編集部

力加減に気を付けて、指と指の圧力には細心の注意が必要ですね!

押し込む力の入れすぎ、入れなさすぎに注意

押し込む力には注意するイメージ
押し込む力には注意するイメージ

押し込む力の強さに注意しましょう。ピンチを入れすぎたり、力を入れすぎたりすると、自爪ごとカーブが強くなりすぎてしまいます。

Ami

痛いだけでなく、剥離(自爪と自爪が乗っている土台が離れる)してしまい、ピンク色だった部分が白くなってしまいます。剥離がひどいと、出血のおそれもあります。

ジェルネイル実践記 編集部

爪の状態にも気を付ける必要がありそうです。

Ami

剥離してしまうと元に戻るまで時間がかかるうえに痛い思いをします。自爪の形まで変えるのではなく、あくまでジェルを形成するイメージで、無理なくピンチを入れましょう

ジェルネイル実践記 編集部

何かポイントはありますか?

Ami

ピンチを入れなさすぎるとカーブのない平坦な見た目になり、指自体もベタっと太く見えます。日常生活で横からダイレクトな衝撃が入り、すぐに折れてしまう心配もあります。最初は力加減が難しいですが、なりたい仕上がりの形に近付けるようにジェルや力を入れることがポイントです。

半硬化のタイミングを見極める

半硬化のタイミングを見極めるイメージ
半硬化のタイミングを見極めるイメージ

半硬化のタイミングが早いと両サイドが凹んでしまいます。遅いと、ほとんど硬化してしまっている状態なので、ピンチが全く入りません。無理に入れようとすると、力加減が強くなり剥離してしまいます。

ジェルネイル実践記 編集部

半硬化のタイミングは見た目だけではなく、たたいて確かめる必要があるということですよね?

Ami

慣れない間はすぐに出して軽く表面をたたき、早い場合はライトに入れる作業を行います繰り返していくうちにベストなタイミングがつかめてきます。

ピンチを入れる場所を定める

ピンチを入れる場所を定めるイメージ
ピンチを入れる場所を定めるイメージ

ピンチを入れる場所は、自爪のピンクと白の境目の両端であるストレスポイントです。ストレスポイントに負荷がかかると、爪が折れたり、亀裂が入ったりしてしまいます。この部分をしっかり食い込ませてカーブを入れることで強度を出すことができます。

Ami

ストレスポイントの場所をしっかり把握して、その部分を中心にピンチを入れますどこに力を加えれば良いか分かりにくい方はストレスポイントを目印にしてください。

ジェルネイル実践記 編集部

ストレスポイントに目印をつけたほうが安心です!

横から見たピンセットを使っているイメージ
横から見たピンセットを使っているイメージ
Ami

また、ピンチはリバウンドが早いので、入れたあとはすぐにライトに入れることが大切です。硬化しない限り、せっかく入れたカーブが元の形に戻ってきます。ピンチをしっかり入れ、形を確認したら戻ってしまう前に硬化しましょう。

終わりに

ピンチが完成しているイメージ
きれいに仕上がっているピンチ

ピンチの技術を身に付けておくと、いつでも好みの長さのネイルが楽しめますピンチを入れるのに大事なのは以下のとおりです。

  • 半硬化のタイミング
  • 力加減のバランス
  • 入れる場所
Ami

これらを意識してピンチを入れると、きれいな長さ出しが完成します。ピンチをうまく入れるか入れないかで、仕上がりは劇的に変わります。長さ出しにおいて、とても重要な役割を果たす工程です。

ジェルネイル実践記 編集部

きれいなカーブが出来あがると自分自身の気持ちも盛り上がりますね!

Ami

セルフでも簡単にピンチを入れる事ができる「ピンチングツール」をうまく活用すると、シャキッとしたキレイなジェルスカルプが出来あがります。

ジェルネイル実践記 編集部

ピンチングツールは持っておきたいですね!

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Ami

「1〜2本だけ折れてしまった。」というときにも便利な長さ出しに必要なピンチは、ぜひ取得しておきたい技術です。

ジェルネイル実践記 編集部

長いネイルはデザインできる範囲が広がり幅広いデザインに挑戦できます。指も長く細く見えて、手を出すのに自信が持てます。今回の解説を参考に、きれいで美しいピンチをマスターしてください。

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この記事を書いた人

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