ジェルネイルをするうえで、爪の状態は常に気を付けておきたいところ。爪が悪い状態だと、痛みが発生したり、病気になってしまったり、悪いことばかりです!
爪が弱くてペラペラ・ふにゃふにゃになると、ジェルネイルをする際に強い痛みを感じたり、ネイルの持ちが極端に悪かったりもしますね!
爪の状態が悪いときはどのようなことに気を付けたほうが良いでしょうか。
爪が悪い状態にはいくつかの原因や理由がありますが、まずは爪を強くしていくことが重要です。また、日々の生活のなかで爪を強く育てることは可能なので、そのあたりも実践しておきたいですね!
爪の状態を良くするために、強く・健康的な爪が維持できると、毎月のジェルネイルが楽しみになりますね!
今回は自爪が弱くて悩んでいる方に向けに、爪が弱くなる原因と強く育てる方法をについて解説します。自爪が弱くてジェルネイルを諦めている方は、ぜひ読んでみて実践してみてください!
爪が弱い人の原因・理由
自爪が弱い原因はいくつか考えられます。まずは原因や理由を知り、改善策を見つけましょう。
1.乾燥している
※乾燥してカサカサしている爪のイメージ
指先は生活上使うことが多く、乾燥しやすい部分です。特に水仕事や洗剤・薬剤などの化学料をよく使用する方は、乾燥が目立ちます。女性の場合、家事による水仕事はなかなか避けられないですよね。
※手を気にしている女性のイメージ
乾燥するとパサパサと弱々しい爪になっていき、折れや割れの原因につながります。爪は一定の水分量を必要とするので、季節に関わらずしっかりとネイルオイル等で保湿してあげることが大切です。
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2.栄養が不足・偏っている
爪は皮膚が角質化して形成されており、タンパク質でできています。主な成分は髪の毛と同じくケラチンです。そのため、栄養不足によって爪が強くならない・弱いままといったことも考えられます。
栄養不足問題は爪に限らず、人が暮らす上でとても重要ですね。今回は爪先の課題として挙げていますが、日々生活のなかで常に気を付けておきたいです。
栄養が不足している・偏っている場合は、栄養バランスのとれた食事や規則正しい食生活を意識することが大切です。質の良い睡眠の確保や生活習慣を改めることは、爪だけでなく体全体の健康にもつながります。
3.爪先を酷使している
爪先をよく使って作業する方は爪に負担がかかり、弱ってしまいます。使う場所が偏っていたり、爪先のクセがあったり、その部分だけ弱りやすくなる場合もあります。
普段から指の使い方には意識をしながら過ごさなければなりませんね。
仕事上の使用は仕方がないですが、なるべく爪を短くしておき、同じ部分ばかり使わない等の配慮で負担を軽減できます。
4.リムーバーやアセトンの使いすぎている
※カサカサの状態になった爪
ジェルネイルをオフする際に使用するアセトンや、マニキュアを除去するリムーバーは、爪をとても乾燥させてしまいます。
頻繁な使用によって、爪は薄く弱ってしまうので、適度な使用回数で留めておきましょう。ジェルオフの連続や爪に負担のかかるジェルネイル・ネイルポリッシュはできるかぎり避けておきたいですね!
爪が弱いことに遺伝は関係ある?
ここまで一般的な爪の弱さについて解説してもらいましたが、「爪が弱いことに遺伝まで関係している?」といった疑問もあります。実際のところ、そういったことはありますか。
爪の変形や弱さは遺伝することがあり、生まれつき爪が弱い場合があります。判断基準は「手と同じように足の爪も薄くて弱いかどうか」です。
もし遺伝的な弱さであれば、手だけではなく、足の爪も弱いということですね。
はい、そうです。手の爪のみ弱いということはほとんどないようです。遺伝という先天的原因の場合は、同じく足の爪も弱いことが多いようです。また、足の爪は手よりも支える力・負担がかかるため、頑丈にできています。
確かに手の爪より、足の爪の方が頑丈な気がします。
実際に爪に悩みを抱えているなら、原因を押さえつつ、手と足の爪を触り比べて判断してみましょう。親から子どもへ遺伝する可能性はありますが、ほとんどの場合は「後天的原因」が多いといえます。
爪が弱い方に必要な栄養や食べ物
少し話が脱線してしまいましたが、私生活において栄養が不足している方や規則正しい生活ができてない方にはどういった食べ物が好ましいですか。
先ほどお伝えしたように爪は皮膚が角質化したものなので、良質なタンパク質が必要です。タンパク質の他にはビタミンA.B.Dや鉄分を積極的に摂取すると良いでしょう。
栄養素 | 食べ物詳細 |
---|---|
タンパク質 | 肉・魚・大豆・卵・乳製品など |
ビタミンA | 豚・鳥レバー、うなぎ、ニンジンなど |
ビタミンB | 豚肉、大豆、玄米など |
ビタミンD | 鮭、サンマ、マグロなど |
鉄分 | レバー、カツオなど |
また、コラーゲンを含む肉類の摂取で乾燥を防ぐのも良い方法です。爪に良いからと偏った食べ物を摂取するのではなく、バランス良く取り入れるようにしましょう。
爪が弱いのは病気なのか
爪が弱っているの理由として「なんらかの病気ではないか」という心配の声もありそうですが、そのあたりはいかがでしょうか。
爪は健康のバロメーターともいわれる組織です。爪で体内の不調が判断できるほど重要な役割があり、爪の変色や筋の入り方、変形によって見極めることができます。
爪の調子が悪い場合、体のどこかに悪い原因がある可能性もってことですね。
そうですね。具体的に、爪が弱くなってしまう病気には以下が挙げられます。
病名例
- 低色素性貧血(ていしきそせいひんけつ)
- 甲状腺機能亢進(こうじょうせんきのうこうしんしょう)
- 先天性角化異常症(せんてんせいかくかいじょうしょう)
- etc
これらの病気を調べてみて、実際の爪と比較し、思い当たる節があるなら病院で診てもらうようにしましょう。
爪を強くするためには
長くなりましたが、ようやく本題ですね。実際のところ、ジェルネイルをするうえで爪の強さはとても重要です。その爪を強く育てる方法はありますか。
強く育てる方法はあります!下記に日々の生活のなかで爪を強く・健康的に育てるために、自身でできるを解説します。
1.爪の補強
まずは爪の補強です。自爪を補強しておくと今以上のダメージを与えることなく、強い爪に変えていくことができます。
確かに爪は育てるまでに時間がかかりそうです。今の状態から悪い状態にならないように爪の補強は実践しておきたいですね。
補強の方法は、爪を強化するアイテムを取り入れることです。具体的には、強い爪に導いてくれるネイルトリートメントやセラム(美容液)が販売されています。
常に爪まわりにはネイルトリートメント等のケアが必要なんですね!
はい、そのとおりです!根元に馴染ませるものや爪表面に塗るものなど、さまざまな種類が展開されています。それらの商品を積極的に使用することで、爪に直接必要な成分を浸透させることができます。
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2.サプリを取り入れる
健康的な爪に必要なビタミン類や鉄分のサプリを摂取するのも良い方法です。
食事面からではなく、サプリを接種することで栄養を補う意味ですね。
いろいろなメーカーから錠剤やカプセルで販売されているので、好みの飲み方で取り入れましょう。サプリは普段の生活習慣にしやすく、簡単に欲しい栄養素が手に入ります。
3.オイルやハンドクリームでケアする
続いて、指・爪周りの保湿です。爪周りが乾燥すると爪本体がパサパサして弱くなるので、保湿はとても大切です。
特に乾燥している時期は、オイルやハンドクリームは必要不可欠ですね。
爪の根元に直接塗るネイルオイルや指先から全体を保湿できるハンドクリームを常備しておくと便利です。出先でもこまめに塗れるように、持ち運び用サイズを持っておくのがおすすめです。
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4.ベースコートやトップコートを塗っておく
弱い自爪をむき出しにしておくのは、さらに弱めてしまう原因の一つです。できれば、美容成分入りの補強できるベースコートを塗布しておくことをおすすめします。
乾燥防止や爪の補強も兼ねてベースコートやトップコートを塗っておくということですね。
ベースコートやトップコートを塗っておくだけで、自爪や爪先が保護されます。手の爪は1ヶ月で約3〜5mm伸びます。根元から先端までの爪が全て生え変わるのは、約4~5ヶ月程かかります。弱い自爪部分を伸ばし切り、新しく強い爪に生え変わるまでの間は保護のためにも必ず塗っておきましょう。
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5.ジェルではなくマニキュアを塗る
ジェルネイルは分厚くて補強になりますが、極端に薄くて弱い爪には負担がかかります。ジェルネイルを付け替えることを考えると、手軽なマニキュアをこまめに塗る方が爪にとって優しいです。
弱い爪には、負担がかかり過ぎるということですね。
ジェルネイルを付け替えることを考えると、手軽なマニキュアをこまめに塗る方が爪にとって優しいです。ベースコート・トップコート(色が欲しい方はカラーマニキュア)を常に置いておくと、塗りたいときに自宅でサッと塗れます。
健康な爪があってこそのジェルネイルだからこそ、無理はできないですね。
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6.爪切りを使わない、または使用方法に注意する
爪切りはパチンっとカットする際に、衝撃が加わります。弱い状態の爪にとっては良くないことで、爪甲白斑(そうこうはくはん/ルコニキア)の原因にもつながります。
爪を爪切りでカットするのは避けたほうが良いみたいですね。その場合、爪はどのように整えればよいでしょうか。
できればニッパーで少しずつつなげながらカットするか、ファイル(爪やすり)で先端を優しく削り整えましょう。カットする際は、爪がなるべく柔らかくしなっている「入浴後」がおすすめです。
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※爪甲白斑→爪の表面に白い点々模様ができる
まとめ
今回は爪を強くする方法について解説いただき、ありがとうございました!
こちらこそありがとうございました!後天的原因によって弱くなってしまった爪は以下によって改善できます。
改善例
- 食生活や生活習慣の見直し
- 必要な栄養素の摂取
- 自爪への負担のかけ方
- 保湿や保護
強い爪に生え変わるとジェルネイルが楽しめるので、諦めずに強化していきましょう。
爪の弱さに異常を感じる、病気の症状(強い痛み、変色や変形)が見られる場合は、皮膚科に行くことをおすすめします。