ジェルネイルライトとは？UVライトとLEDライトの違いや選び方を解説

セルフジェルネイルは、ジェルを固めるために「ジェルライト」「ジェルネイルライト」「硬化ライト」が必要です。一般的には同じ商品を指していますが、それぞれには違いがあります。

ジェルライトとは、特殊な光を発してジェルを固めるための機械のことです。

一般的に販売されているジェルライトは「UVライト」と「LEDライト」の2種類です。そのほか、最近では「CCFLライト」が販売されています。

UVライトは比較的安価なものが多く、購入時の価格をおさえられます。しかし、消費電力が多いため劣化するのが早く、ライト自体にも寿命があります。

最近では可視光線を使った「LEDライト」が主流です。一番の魅力はUVライトに比べて硬化にかかる時間が圧倒的に短いということ。基本的に15〜30秒程の照射でジェルを固められます。

砲弾型はライト表面に「エポキシ樹脂」が使われています。この素材は、熱や紫外線に弱いため、使用を重ねると「白亜現象（※1）」を起こします。

チップ型ライトには「シリコン樹脂」が使われています。紫外線や熱に強く、劣化しにくいため、半永久的に使用できます。

UVライトとLEDライトの魅力を兼ねそろえた「CCFLライト」というものがあります。CCFLライトはUVライトの一種でありながら、ライト交換の必要がほとんどなく、硬化時間がおさえられるという魅力があります。

また、UVライトとLEDライトを組み合わせた「ハイブリッドライト」はほとんど全てのジェルを硬化することができます。

ジェルライトには商品によって「ワット数」の違いがあります。ワット数はジェルを固めるための光の強さを表します。

特に、LEDライトの場合はワット数による硬化スピードの違いはほとんどないといわれています。

ワット数が上がるほど、光が強くなるので硬化スピードが早くなります。しかし、ワット数の強いライトは、ジェルを硬化する際に爪が熱くなる「硬化熱」を感じることがあることも覚えておきましょう。

ジェルを薄く塗ったり、ライト外に漏れている光に当てたりすることで対策できます。また、硬化熱を和らげるために徐々に出力を上げる機能が付いたジェルライトも販売されています。

一般的にワット数が低いほど購入価格がおさえられます。消費電力も少ないので、電気代の節約やライトへの負担が減り、劣化しにくくなります。

ネイルサロンで使われているライトのワット数は36W程です。ワット数が高いものは硬化時間が短縮できるので、作業効率を重視する「プロ向け」のライトといえます。

塗布する量を調整して薄塗りでムラなく塗る技術が必要です。「ジェルネイルに慣れていない」または「セルフネイル初心者の方」であればワット数の高いライトは必要ないでしょう。

自宅でジェルネイルを楽しむなら「据え置き型ライト」がおすすめです。コードレスもありますが、一般的にはコードをつないで使用します。

ペン型ライトは、コンパクトなので置き場所に困らず、持ち運びやすいというメリットがあります。

指1本だけ直したい場合や外出先で使いたい場合はサッと取り出せるペン型ライトが便利です。

フットジェルネイルをしたいならライトの大きさが重要です。セルフで楽しむなら簡易的な「ペン型ライト」を使うのも良いでしょう。

天板が外れるものであれば、ライトを上からかぶせられるので硬化の際にライトにぶつけてジェルがヨレてしまう心配が少なくなります。

ジェルネイルをするために必要な「ジェルライト」。価格帯も1,000円台で購入できるものから、プロ用のものであれば50,000円以上とさまざまです。