ジェルネイル実践記 編集部「ジェルネイルしたけど、隙間が空いてきた・・・!」なんて経験はありませんか?ジェルネイルの付け替えの目安は一般的に3〜4週間です。
Ami爪が一カ月で伸びる速さは、平均して2〜3mmです。日本皮膚科学会も「指爪は1日に0.1mm位伸びます」として、ジェルネイルを装着して1ヶ月ほどで根元に隙間が生じると説明しています(皮膚科Q&A 爪の病気 Q22)。1日0.1mmなら1か月で約3mmになる計算です。そのため、ジェルネイルをつけてから3~4週間たつ頃には爪の根本に2〜3mmほどの隙間があいてきます。また、爪が伸びる速さには個人差があり、年齢などによっても異なります。
ここでは爪が伸びて隙間が気になるときに、簡単にできる対処法や隙間が気になりづらいデザインを紹介します。
爪が伸びて根元に隙間ができてきた

ジェルネイルの魅力は「持ちが良い」ことがあげられますが、爪が伸びてくるとどんどん上にあがり、根元に隙間ができてきます。
Ami長い期間放置してしまうと、隙間が大きくなり、見た目も美しくありません。せっかくキレイに塗ったのに、伸びてきてしまうのがもったいないと感じるかもしれませんが、ちょっとした一手間で伸びてきても見栄えをよくできます。
隙間が目立つまでの期間・時間
ジェルネイルをつけて2週間ほどたつと根本の隙間が気になるようになり、3週間を超える頃にはより目立つようになるでしょう。
Ami爪が伸びる速さは人それぞれ違います。年齢や体調など、さまざまな要因で変わります。季節による差もいわれますが、研究によって結果は一定していません。
1ヶ月以上そのままにすると、浮きや引っかかりが出たときにリフト(※1)やグリーンネイル(※2)につながりやすくなるため、オフまたは付け替えを行いましょう。
いずれも詳細は後述していますので、記事下部までご覧ください。
※1:「ジェルネイルと自爪の間に隙間ができて浮いてくること」
※2:「緑膿菌という細菌がすき間で繁殖して、自爪が緑色に変色すること」
伸びた長さと見え方の関係を、週ごとの目安にまとめます。
| つけてからの期間 | 根元の伸びの目安 | 見え方 | すること |
|---|---|---|---|
| 1週間 | 約0.7mm | ほとんど気にならない | 浮きや引っかかりがないかだけ見る |
| 2週間 | 約1.5mm | 濃い色だと根元の線が見え始める | 浮きがなければ、根元を塗り足して見た目を整えられる(見た目を整える応急的な方法で、付け替えの目安は変わらない) |
| 3週間 | 約2mm | 隙間が気になりやすい | 付け替えやオフの予定を立てる |
| 4週間 | 約3mm | 隙間がはっきり目立つ | 付け替えかオフのタイミング |
| 1か月以上 | 3mm以上 | 根元の段差に物が引っかかりやすい | 浮きが出る前にオフする。浮き・変色があればすぐオフ |
日本皮膚科学会の「指爪は1日に0.1mm位伸びます」をもとにした計算上の目安です。伸びる速さには個人差があり、年齢などでも変わります。
「爪が伸びるのが早い」と感じるとき
ジェルネイル実践記 編集部まわりより早く隙間が出てくる気がします。爪が伸びる速さは変えられますか?



伸びる速さそのものは体質や年齢によるところが大きく、一般的なセルフケアで意図的に遅くする確立した方法はありません。同じ速さでも「隙間が目立つかどうか」はデザインで大きく変わります。根元まで色を入れるワンカラーの濃色は2〜3mmの隙間がそのまま線になって見えますが、根元がクリアなグラデーションやフレンチなら同じ長さでも境目が目立ちにくくなります。
つまり「伸びるのが早い人ほど、根元がクリアなデザインを選ぶほうが得」ということです。付け替えの間隔を伸ばしたい方は、色より先にデザインを見直してみてください。具体的な候補は後半の「伸びてきても隙間が目立たないデザイン」で紹介しています。
浮きがない場合に見栄えを整える対処方法


隙間が気になってきたときは、上から隙間を埋めるように塗り直すと隙間が目立ちづらくなります。特に「フレンチ」や「グラデーション」など根本がクリアなデザインは、より自然に隙間をカバーできます。


ただし、ジェルネイルが自爪から浮いてくる「リフト」が見られる場合は、グリーンネイルなど爪トラブルのリスクが高まるため、おすすめできません。


手順1|隙間にベースジェルを塗って段差をなくす
ジェルネイルと自爪の隙間が空いてきた部分を埋めるように、使っているジェルと組み合わせて使えるベースジェルを塗ります。この手順が使えるのは浮き・剥がれ・変色がなく、爪まわりに傷・出血・腫れ・膿・強い痛みもない場合だけです(これらがあるときは塗り足さず、皮膚科で相談してください)。
ジェルを扱うときは、使っている製品の指定ライトと硬化時間を守ってください。未硬化のジェルは皮膚に付けないようにし、付いてしまったら固めずに拭き取ってから、石けんと水で洗います。かゆみ・赤み・違和感が出たら、その場で使用を中止してください。続くときや、腫れ・水ぶくれがあるときは皮膚科で相談してください。作業中は換気し、火気の近くでは使わないでください。製品の注意表示にも従ってください。
ジェルネイルと自爪の境目は、削るのが不安なら無理に行わず、ベースジェルとトップジェルで段差をなじませるだけでも構いません。ならす場合はジェルの表面だけをヤスリやバッファーでならします。そうすると、段差がなくなり、より自然に仕上がります。ただし削るのはジェルの段差だけで、自爪には当てないでください。痛み・熱さ・出血がある、削っているうちに浮きが広がるという場合は、その場で中止してオフに切り替えるかサロンで相談します。
ベースジェル・ベースコートの見本商品


手順2|元の色に合わせたジェルを塗る
根元までしっかりカラーを塗っているデザインは、比較的隙間が気になりやすいです。その場合は同じ色のカラージェル、または似ているカラーで隙間を埋めることで対処できます。使うジェルは、今のジェルやライトと組み合わせて使えるもの(同じシリーズなど)を選び、それぞれの硬化時間を守ってください。


「うまく隙間が埋められない」という方は、ストーンやラメなどを追加し境目をカバーする方法もおすすめです。
カラージェル(ポリッシュ型)商品
カラージェル(コンテナ型)の見本商品
手順3|トップコート・トップジェルで仕上げ
ベースジェルやカラージェルを塗って隙間を埋めたら、トップジェルを根元から爪先まで全体に塗って仕上げます。
そうすることで埋めた部分との段差を自然に整えられます。また、塗りたてのツヤも復活します。


もともと塗っているジェルの上から重ねるため、厚塗りにならないように注意しましょう。
サロンで相談できる「一層残し(フィルイン)」とは
先に結論をいうと、フィルインは基本的にサロンで受ける方法です。セルフでは削る深さの見極めが難しく、自爪まで削ってしまいます。ここでは「サロンでこう頼めばいい」と分かるように、仕組みを説明します。
爪が傷んでしまう原因はいくつかありますが、ジェルネイルをオフするときのファイリングやアセトンによって爪にダメージを与えてしまう場合があります。爪が傷んでしまうと、ジェルネイルの持ちが悪くなったり、爪トラブルを起こし、健康な爪に生え変わるまでジェルネイルができなくなったりします。


そんなジェルオフのとき、爪への負担を減らすために行う「フィルイン(一層残し)」という方法があります!
フィルインの魅力は爪へのダメージを抑えやすいこと
フィルインの大きな魅力は「アセトンを使わない」ことで、爪への負担を抑えやすいことです。
ジェルオフするために使用するアセトンという溶剤は、揮発性が高く、爪や爪まわりの皮膚を乾燥させたり、刺激になったりすることがあります。アセトンを使用することによって乾燥しやすくなり、爪が欠けやすくなったり、ささくれができやすくなったりします。


フィルインはアセトンを使わない点やベースジェルを残した状態で、上から重ねていくので自爪を削る部分が少なく、爪へのダメージを抑えやすいところが魅力です。
フィルインの方法
フィルインは、ジェルネイルの付け替えのときに、トップジェルとカラージェルをヤスリで削り、ベースジェルだけを残した状態で、上から新しくジェルを重ねていきます。
ベースジェルと根本の間にできた隙間を埋めて塗っていくのがポイントです。この方法だと「自爪を削る量を抑えやすく、アセトンも使わないので爪への負担を抑えやすくなります」。


ただし、ベースジェルと自爪の間にリフトがみられる場合は、その部分は一度オフする必要があります。リフトした部分をセルフで削り落とそうとすると自爪まで薄くしてしまうので、削らずにオフするか、サロンで相談してください。フィルインをする場合はハードジェルが使われることが多いです。
ネイルファイルセットの見本商品


一層残しは難易度が高い
フィルイン(一層残し)は、ベースジェルを残してオフする必要があるため、難易度は高めです。


ヤスリを使ってオフするので、やり方を間違えると余計に爪を傷つけてしまう場合もありますね。


フィルインを行う場合は、密着性の高いジェルが使われることがあるので無理やり剥がす行為は爪をボロボロにしてしまうので避けましょう。
伸びてきても隙間が目立ちにくいデザインがおすすめ


簡単な対処法を紹介しましたが、最初から隙間の目立たないデザインでジェルネイルを塗布するという方法もあります。
同じワンカラーでも色によって差があります。濃い色を根元まで入れると隙間が線になって見えますが、ベージュやクリアに近い肌なじみの色なら隙間が気になりにくいです。


ワンカラーのなかでも、ベージュ系の肌なじみのいい色やクリア系のカラーは、伸びてきたときの隙間が気になりづらいのでおすすめです。




先端に向けて色を重ねる「グラデーションネイル」


先端にかけて徐々に色を重ねて濃くなっていく「グラデーション」は根本が透明なので、伸びてきたときの隙間が気になりづらいデザインです。クリアジェルを混ぜて薄くしたカラーを3回に分けて、先端が濃くなるように重ねていきます。


色味が濃いカラーのグラデーションは少しコツが必要ですが、ラメやベージュ系のカラーは比較的簡単にできるのでおすすめです。




シンプルながらもツヤツヤな仕上がり「クリアネイル」
全体をクリアジェルで仕上げる「クリアネイル」なら伸びてきたときの隙間がほとんど気になりません。


クリアだけでもジェルネイルならではのツヤが楽しめます。また、厚みが出せるぶん、シンプルなネイルしかできないという方にも向いています。ただし割れや痛みがあるときは、状態によって向かないこともあるので施術前に相談してください。
上品な仕上がりが人気の「フレンチネイル」


フレンチネイルは、先端に弧を描くように塗っていくデザインで、爪を縦長に見せやすいデザインで、上品な仕上がりが人気です。


根元をクリアに仕上げるフレンチネイルなら隙間が気になりづらいです。筆を使ってフレンチラインを書いていくので、少し難しく感じるかもしれませんが、フレンチをキレイに描くためのガイドシールを使うと簡単にできます。境目にラメでラインを引くと、がたつきが隠せるので、見た目がキレイに仕上がりおすすめです。


爪とジェルのすき間にゴミが入ったときの対処



伸びてきた根元ではなく、ジェルと爪のあいだに黒いゴミが入ってしまいました。取ってもいいですか?



つまようじやピンセットで掻き出すのはやめてください。ゴミが入ったということは、その部分はすでに浮いている(リフトしている)ということです。硬いもので突くと浮きが奥まで広がり、自爪を傷つけます。
基本の対処は「掻き出す」ではなく、「その指を無理に剥がさずオフする」ことです。浮いたすき間は水分がこもって乾かないため、ふさいだまま使い続けるとグリーンネイルの温床になります。日本皮膚科学会も、爪と付け爪のあいだにすき間ができるとそこで緑膿菌が繁殖して爪が緑色に変色することがあると説明しています(皮膚科Q&A 爪の病気 Q16)。
- 浮いている指だけでもオフして、中を乾かす(無理に剥がさず、難しければサロンでオフしてもらう)
- すぐにオフできないときは、オフまでの応急策として水仕事のときに手袋をする(蒸れたら外して乾かす)
- 上からジェルやマニキュアを重ねてふさがない(中が乾かなくなる)
- 爪が緑・茶色に変わっている、においがあるときは皮膚科で相談する



ゴミが目立つ場所だと、つい取りたくなりますよね。でも見えているゴミより、見えていない水分のほうが問題です。ゴミが入るほど浮いているなら、その指はもう「もたせる」段階ではありません。
伸びて長くなった先端は、爪切りでなくファイルで整える
根元の隙間と同じ時期に、爪先も伸びて長くなります。引っかかりやすくなったからといって、ジェルの付いた爪先を爪切りで切るのは避けてください。日本ネイリスト協会監修「ジェルネイルを安全に楽しむために」は「爪切りでカットすると、ジェルネイルがはがれやすくなる場合があります」としています。
長さを整えるときは、ネイルファイルで強い力をかけずに少しずつ削ります。ファイルの動かし方は、使う製品の説明に従ってください。削るのは爪先の長さだけにして、ジェルの表面や根元には当てないでください。削ったあとに爪先から浮きや欠けが出てきたら、そこで止めてオフを考えます。
同じ注意書きは、サロンでのメンテナンスの目安を「約2〜3週間後」としています。この記事でいう3〜4週間は付け替えやオフの目安なので、それより前でも、長さや引っかかりが気になったら一度サロンで見てもらうと安心です。
ジェルネイルは3〜4週間でのオフがおすすめ
浮いてきたり、引っかかりが気になってきたりする場合はすぐに対処する必要があります。また、キレイに付いている状態でも、伸びるにつれて引っかかりや浮きが起こりやすくなるので、定期的に状態を確認しましょう。


ジェルネイルを放置し続けると、浮きや引っかかりから、爪の欠けやリフト、グリーンネイルのリスクが高まります。ジェルネイルは3〜4週間を目安に、状態を見てオフまたは付け替えを検討しましょう。
補足1|爪トラブルの原因となる「リフト」ってなに?
ジェルネイルと自爪の間に隙間ができて浮いてくることを「リフト」といいます。
ジェルネイルがリフトしてくると、隙間に髪の毛やゴミが引っかかったり、水や細菌が入り、爪のトラブルを起こしたりします。トラブルを防ぐためにも、リフトしてきた場合は、無理に剥がさずにオフするか、サロンで相談するなど、できるだけ早く対処する必要があります。
補足2|「グリーンネイル」ってなに?
ジェルネイルをしていて起こり得るトラブルに「グリーンネイル」というものがあります。グリーンネイル(緑色爪)は緑膿菌という細菌によるもので、自爪が緑色に変色します。日本皮膚科学会は「緑膿菌は湿った環境を好みますので、特に爪甲剥離がある場合には、湿気が多くなりがちな爪の下で繁殖することがあります」と説明しており、付け爪をしている場合も、爪と付け爪のあいだにできたすき間で繁殖して変色することがあるとしています(皮膚科Q&A 爪の病気 Q16)。緑色にしているのはカビ(真菌)ではなく細菌です。ただし同Q16には、カンジダ(真菌の一種)による爪甲剥離に伴って緑色爪が起こる例も示されています。浮きや剥離が続くときは、色だけで自己判断せず皮膚科で見てもらってください。
ジェルネイルがリフトして隙間ができた部分に水やゴミが入ることで、細菌が繁殖しグリーンネイルのリスクが高まります。グリーンネイルになったら、まずはジェルを外して変色した部分を乾かすのが基本です。日本皮膚科学会は「剥離して浮き上がった部分の爪を爪切りで切除し、患部を乾燥させるようにすれば、緑膿菌に対する抗菌薬などを使用しなくても治癒することが多い」と説明しています。これは医療機関で行われることのある処置なので、自分で切ろうとしないでください。セルフでできるのはジェルを外して乾かすところまでです。緑色などの変色に気づいたら、痛みの有無にかかわらず皮膚科で相談してください。ふさいだままにすると乾かないので、上からジェルを重ねないでください。
ジェルネイルの再開は、皮膚科で相談したうえで、変色した部分が伸びてなくなってからにしましょう。
伸びてきたジェルのオフ・お直しに使うもの
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爪が伸びてきたときのよくある質問
まとめ




解説ありがとうございました!爪が伸びてきたり、リフトしてきたりした場合の対処法を紹介しましたが、トラブルを防ぐのに基本になるのは「ジェルネイルをオフする」ことですね!


ジェルオフは爪を傷めると思われがちですが、適切な方法で行えば、爪への負担を抑えやすくなります。爪トラブルを起こすとジェルのもちが悪くなるだけでなく、場合によっては健康な爪になるまでジェルネイルができなくなることもあります。
- 指爪は1日約0.1mm伸びるので、1か月で約3mmの隙間ができる
- 浮きがなければ、ベースジェル→同系色→トップジェルで見た目を整えられる
- 浮いている指は塗り直さない。ふさぐと中が乾かずグリーンネイルの原因になる
- すき間のゴミは掻き出さず、その指をオフして乾かす
- 伸びるのが早い方は、根元がクリアなデザインにすると隙間が目立ちにくい
爪へのダメージをおさえ、ジェルネイルをたくさん楽しみましょう!


















