セルフジェルネイルなら道具をそろえてしまえば、サロンで施術してもらうよりも費用を抑えられます。
「道具をそろえたいけど何が必要なのかわからない……」「少しずつ購入して揃えていきたい」というお悩みを解決するために、セルフジェルネイルに必要な道具やあると便利な道具について紹介します。
セルフジェルネイルを行うためには何が必要?

下準備に必要な道具や、実際にセルフネイルを行うときに必要な道具、あったら便利なアイテムなど、挙げたらキリがありません。そのなかでも用意しておきたい道具を紹介します。
また、使い方と注意点もページ下部にまとめていますのでそちらも確認しておきましょう。
【下準備編】爪を整える道具
エメリーボード
- エメリーボード
- ファイル
- バッファー
- プッシャー
エメリーボードやファイル、バッファーは爪を整えるためのやすりです。
さまざまな種類があり、「G(グリッド)」と呼ばれる目の粗さを表すものがありますので、購入前に必ず確認しておきましょう。
プッシャー
一方、プッシャーは爪の甘皮をきれいに処理するために必要な道具です。「メタルプッシャー」や「ストーンプッシャー」と呼ばれたりもします。
【実作業編】爪をキレイに見せるための道具
硬化ライト
- ライト
- ブラシ
- クリアジェル
- カラージェル
- ワイプとクレンザー
カラージェル
セルフネイルをするなら必ず必要な道具です。
ライトはネイルを硬化するために使用し、そのためにはジェルは欠かせません。ほかにもデザインを整えるブラシやワイプ、クレンザーといった道具は必要不可欠です。
【落とす編】ジェルネイルを落とすための道具
リムーバー
- リムーバー
- コットン
- ファイル
- アルミホイル
ジェルネイルの持ちは長くても1ヶ月程度です。
その期間が過ぎたら必ずジェルオフする必要があります。リムーバーやコットン、ファイルなどを使用してジェルオフを行いましょう。
必要な道具のみ最初にそろえて、あとは少しずつ購入すること
ご自宅で簡単に用意できるものからジェルネイル専用の道具まで幅広く、セルフジェルネイルを本格的に始めようとすると、面倒に感じてしまうかもしれません。
しかし、ジェルネイルを純粋に楽しむだけならば、ある程度の道具をそろえれば簡単に始められます。また、商品も多くありますので少しずつ自分に合ったものを購入するのも良いでしょう。
【下準備】セルフジェルネイルの下準備に必要な道具の使い方

リフトしないようにするためには、爪の甘皮(キューティクル)の除去やジェルを塗る前に爪表面の凹凸を滑らかにするバッフィング、爪の表面を粗削りして爪とジェルの密着度を高めるサンディングが必要です。
また、爪の長さや形を整えることを「ファイリング」といい、ファイリングの良し悪しがジェルネイルの仕上がりを左右するといっても過言ではありません。
エメリーボード

爪に負担がかからないように力がかかりすぎない薄い造りにすることで、爪先のお手入れがしやすく、爪の長さや形を整えやすいです。また、紙製や木製、ガラス製などさまざまな種類があります。
ジェルネイルに使用するエメリーボードやファイルなどのやすりはG(グリッド)で目の粗さを表し、数字が大きければ目が細かく、小さければ目が粗いです。
爪切りでも代用できますが、2枚爪の原因になるのでエメリーボードを使用した方が爪への負担を減らすことができます。
ファイル

ソフトファイル
ソフトファイルは、スポンジのようなやわらかい素材で作られていますので、バッフィングやエメリーボードで削ったところを滑らかにできます。
ソフトファイルでバッフィングをする際には「180~240G」がおすすめです。また、ソフトファイルであればGを調整することでサンディングにも使用できます。
ハードファイル
一方、ハードファイルはアクリル製の硬い素材でできており、人工爪などの硬いものの形を整えるのに適したやすりです。
セルフジェルネイルではバッフィングにソフトファイル、ジェルを落とすときにハードファイルを使用します。
バッファー

スポンジ状の素材でできており、やわらかく弾力があるので爪全体にあてやすく、サンディングに適しています。
Gが小さいものを選ぶと目が粗くなりすぎ、爪表面を削りすぎたり、爪が薄くなってしまったりすることがあるのでGは「180Gほどがおすすめ」です。220~280Gのバッファーであれば、バッフィングにも使用できます。
プッシャー

甘皮の処理は完成時の見た目やジェルの持続(甘皮を処理することでリフトしにくくなる)に影響するので、しっかりと処理することをおすすめします。
甘皮の処理に失敗してしまうと出血することもあるので、慣れない初心者のうちに切れ味が良く使いやすいプッシャーで練習するのが良いです。また、ジェルを落とすときにも使用するプッシャーは必ず1本は持っておきましょう。
【実作業】ジェルネイルをする際に必要な道具の使い方とコツ

ジェルを塗るときには、クリアジェルとカラージェル、ジェルを塗るための筆、硬化させるためのライト、さらにジェルが未硬化タイプであればクレンザーやワイプが必要です。
ライト

ライトにはW(ワット)数があり、W数が大きければ大きいほどジェルの硬化時間が短く済みます。しかし、肌への負担が大きくなるので、最初のうちは大きすぎるW数のライトは避けたほうが良いです。
ライトには指5本をまとめて入れられる「置き型」と1本ずつ硬化させる「ペン型」があります。
ライトには「UVライト」と「LEDライト」の2種類に分けられる
UVライトは紫外線、LEDライトは可視光線なのでLEDライトの方が肌への負担が少ないです。また、UVライトはジェルの硬化時間が2~3分かかるのに対してLEDライトは10~15秒で硬化します。
ジェルによっては固まらないものもある
本体価格はUVライトよりもLEDライトの方が高価ですが、それを補うほどのメリットがあります。最近ではLEDライトで固まるジェルが主流になってきているので、初めてのライトは6~8WのLEDライトがおすすめです。
ブラシ

- フラット(平筆)
- アンギュラー(斜め筆)
- アート筆(細筆)
フラットさえあれば、セルフジェルネイルを始められますが、フレンチネイルやアートネイルなどのアレンジに挑戦する場合はアンギュラー、アート筆が必要です。
ほかにも、メイクブラシで代用可能ですが、毛束感や質感が全く違うので初めてのうちはよりきれいに塗ることができるジェルネイル用ブラシを購入することをおすすめします。
また、使用後にそのまま保管しておくと、拭き取り切れなかったジェルが自然光で固まってしまうこともあるので、余裕のある方はブラシキャップが付属したものを選ぶと良いでしょう。
クリアジェル

ベースネイルの段階では、硬化後、未硬化ジェルの上からカラージェルを塗ります。(ジェルは性質上ざらざらした面かベタベタした面にしか定着しません)
トップコートとして使用
仕上げのトップコートとして塗布した場合は、硬化後の未硬化ジェルをクレンザーとワイプでふき取らなければいけません。
ベースコートとして使用
ベースコートとして使用した場合は、硬化後にサンディングをしてジェル表面をざらざらにする必要があります。
ジェルの容器にも「コンテナタイプ」と「ポリッシュタイプ」の2種類があり、ポリッシュタイプはマニキュアのようにブラシが付属しています。
カラージェル

カラージェルにも「コンテナ」と「ポリッシュ」タイプがあり、こちらのコンテナタイプも塗布する前にしっかり混ぜないと色ムラの原因になってしまうでしょう。クリアジェルと同じく、未硬化と完全硬化があります。
カラージェルは2種類に分けられる

ジェルはハードジェルとソフトジェルの2種類に分別されます。いずれもメリット・デメリットがありますので、自分に合ったものを選びましょう。
ハードジェル
物理的に削り落とすことになるのでジェルのオフに慣れているプロ向けのジェルといえるでしょう。
ソフトジェル
ジェルの表面を粗削りしたあとにリムーバーをしみこませることで簡単に落とすことができるので、初心者も扱いやすいといえます。
また、ハードジェルとソフトジェルには、UVランプもしくはLEDランプのどちらかでしか固まらないものや完全硬化と未硬化のようなジェルの固まり方が異なるものなど、さまざまな種類が販売されています。
ワイプとクレンザー

ワイプとクレンザーは、未硬化ジェルのふき取りに使用する道具です。クレンザーをスポンジのような素材でできたワイプに含ませてふき取ります。
ほかにも自爪の油分の除去、ブラシのクリーニングに使用できます。ワイプは毛羽立ちしないものであればメイク用のコットンでも代用可能です。
【ジェルオフ】ジェルネイルを落とすための道具

セルフジェルネイルで主流になっているソフトジェルの場合は、ジェル表面を粗削りしてから専用のリムーバーを浸透させてジェルを落とします。
リムーバー

成分にアセトンが入っており、アセトン100%とアセトン入り(爪保護成分等が配合されているもの)があります。
アセトン100%のリムーバーはジェルオフしやすい反面、爪への負担が大きいです。逆にアセトン入りの場合、アセトン100%のものよりジェルの落ちは控えめですが、爪への負担が少なくなっています。
コットン

ジェルを落とすために使用するので、どんなタイプのコットンでも使用可能です。リムーバーを十分に染み込ませるために厚手がおすすめ。
ファイル

Gが高いものだと、ジェルを削ることができないので180Gほどのハードファイルがおすすめです。
アルミホイル

リムーバーの成分であるアセトンは、揮発性が高く、蒸発しやすいのでアルミホイルを巻いて蒸発を防ぎます。家にあるものを使っても問題ありません。
【自爪ケア】よりきれいなネイルを目指すためには?

爪に関する悩みを解決

爪の乾燥や薄さのような症状は、ハンドクリームなどの保湿剤でケアしがちです。しかし、皮膚と爪は成分が異なるので、ネイル専用の「ネイルオイル」や「ネイルクリーム」などでケアするようにしましょう。
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多くの道具のなかから自分にとって必要なものを見つける

ここまでセルフジェルネイルに使用する道具を紹介してきましたが、道具ひとつだけでも幅広い種類の製品があります。道具それぞれにさまざまな種類があると初めての道具選びは迷ってしまうことでしょう。
まずは、どんなジェルネイルをやりたいのかを考えて、そのネイルができる必要最低限の道具をそろえることが大切です。
必要な道具がそろえている「ジェルネイルキット」もおすすめ

セルフジェルネイルに必要な道具が一通りそろっているので、ジェルネイルをすぐに始められます。道具を一つひとつそろえていくよりも低価格に抑えられるのも魅力的です。
各メーカーからさまざまな種類のジェルネイルキットが発売されているので、そのなかで自分に合ったものを選びましょう。
出費を抑えつつジェルネイルを楽しめる!

また、各道具にはさまざまな種類のものがあるので自分にあったものを選ぶことが大切です。自分では選べない、初めからそろえるのは面倒という場合は、必要な道具がすべてそろっているジェルネイルキットを選んでみるのも良いでしょう。
自分にあった道具をそろえて、ぜひセルフジェルネイルを始めてみてください。