ジェルネイル実践記 編集部爪先のおしゃれとして主流となってきているジェルネイル。今まではネイルサロンで施術を受けるのが一般的でした。しかし、最近ではすぐに始められるセルフジェルネイルキットも販売されており、自分でジェルネイルを楽しむ人も増えてきています。そこで、今回はジェルネイルの特徴や注意点をまとめ、安全に楽しむコツをご紹介します。
2026年9月更新
ジェルネイルとは
ジェルネイルとは、ジェルと呼ばれる樹脂の液を爪に塗り、専用のライトを当てて固めるネイルのことです。マニキュアのように自然に乾かすのではなく、ライトの光が当たることで液体が固まる仕組みになっています。だからこそ対応するライトで規定どおり硬化させたあとは表面が硬く、ツヤと厚みのある仕上がりが数週間続きます。逆にいえば、ライトを当てるまでは固まっていない状態なので、未硬化のジェルに素手で触れないでください。
固めるためのライトにはUVタイプとLEDタイプがあり、使うジェルによって対応するライトが決まっています。ジェルだけを買ってもライトがなければ固まらないので、セルフで始めるときはこの2つをセットで考えてください。

ジェルネイルの見本
「爪が傷んでしまうのではないか」「仕事しながらでもできるのか」といった声も多く聞きますが、正しい知識と日頃のケアで爪への負担を減らすことで、長くジェルネイルを楽しめます!
また、ジェルネイルを行ううえで覚えておきたいのがジェルの特徴です。主に「ソフトジェル」と「ハードジェル」の2種類に分けられます。
ソフトジェルの特徴・種類

ソフトジェルとブラシ
ジェルネイル実践記 編集部ソフトジェルは、自爪の補強にもなり、簡単にオフできるのが特徴です。ソフトジェルは多くのサロンで扱われています。ソフトジェルのなかでもいくつか種類に分けられます。
| ジェルの種類 | 詳細 |
|---|---|
| バイオジェル | 柔軟性が高く、爪にしっかり密着する持ちが良く強度が高いのがポイント |
| カルジェル | 薄付きタイプでナチュラルに仕上げたい方におすすめ。アセトンでオフでき、適切に施術すれば削る量を抑えやすい |
| パラジェル | 原則サンディング不要。ただし施術やオフによる負担がなくなるわけではない |
その他にも現在ジェルを展開しているメーカーは数多くあり、持ちや扱いやすさは、製品だけでなく爪の状態や施術方法によっても変わります。極端に持ちが悪い方は、下処理や硬化の仕方を見直したうえで、メーカーを変えてみることも検討しましょう。
カラージェル(コンテナ型)の見本商品
カラージェル(ポリッシュ型)商品
ハードジェルの特徴

ハードジェル
ハードジェルはアセトンで溶けないのでマシンやファイルで削り、オフをします。強度が高いので爪が弱く薄い方は、まず原因を確かめてください。痛み・剥離・変色があるときは施術せず皮膚科へ相談をです。
長さ出しの際もフリーエッジ(指に乗っていない先端部分)は折れやすいので、ハードジェルを使用すると強度が増します。

ジェルネイルの道具一式
そのほか、アセトンに溶けるがソフトより強度がある、セミハードといったジェルもあります。ソフトとハードの間のようなジェルなので、溶かしてオフしたいが強度も欲しい方は試してみても良いかもしれません。
ハードジェルとソフトジェルは、見た目や削り粉だけでは確実に見分けられません(オフの方法を間違えると、溶けないジェルを長時間アセトンに浸したり、自爪まで削ったりすることになります)。使っている製品の表示か、施術を受けたサロンに確認してください。自爪にダメージを与えないように削ってオフする必要がありますが、使用方法や人によっては長持ちするジェルです。
マニキュアとの違い

ジェルとマニキュアの決定的な違いはオフ方法とツヤ感と持ちです。マニキュアは手軽に塗れたり、気分によってすぐに塗り替えたりできますが、完全に乾くのには24時間かかるといわれています。
また、マニキュアは濃い色などで自爪に色が移ることがあるため、製品が指定するベースコートを使ってください。数日で剥げやすいので、こまめに塗り直しをしないと見た目の印象が悪くなります。

マニキュアは「普段仕事でネイルが出来ない方や特別な日、数日間だけ楽しみたい!」といった方におすすめです。
環境的に1ヶ月程ネイルを付け続けられる方にはジェルネイルが向いています。ツヤや厚み、持ちの長さを重視する方に選ばれています。
関連記事:ジェルネイルとマニキュアの違いとは?気になる成分や特徴について押さえてみた
ジェルネイルの魅力
ジェルネイルは、カラーやラメやパーツを組み合わせるとデザインが無限に広がります。次々と新しいデザインや材料が出てくるので、したいデザインが無くならず、飽きがこない点が魅力の一つです。
可愛くおしゃれなデザインを約1ヶ月間楽しめるのも嬉しいポイントです。季節やイベントに合わせたデザインネイル、仕事でも可能なシンプルデザインから個性的なキャラクターアートなど、選べる幅がとても広いです。

自分自身で決められるデザインに魅力あり
施術者のセンスによっても豊富なデザインを演出することができます。綺麗な爪先を見ると美意識や気分が上がるので、ジェルネイルは女性にとって魅力的なアイテムとえるでしょう。以下リンクからジェルネイルのデザイン集も確認できます!
【セルフネイル特集】好きなデザインや試してみたいジェルネイル集
ジェルネイルの種類・デザイン
ジェルネイルのベースデザインは大きく分けて「ワンカラー」「グラデーション」「フレンチ」3つに分かれます。
| ベースデザイン | イメージ画像 |
|---|---|
| ワンカラー | ![]() |
| グラデーション | ![]() |
| フレンチ | ![]() |
そこからアレンジを加え、グラデーションを深めにいれたり、縦に入れたり、フレンチを斜め、ハート型ができます。
ほかにもアートデザインは数多くあります。人気なデザインは「アニマル柄」「マーブル」「チェック」「フラワーデザイン」「メタリック」「マグネットネイル」「マット」「ネイルホイル」「キャラクターアート」です。
アートデザイン例
| アートデザイン | イメージ画像 |
|---|---|
| アニマル柄 レオパード ゼブラ ダルメシアン等 | ![]() |
| マーブル タイダイマーブル 大理石マーブル等 | ![]() |
| ピーコック | ![]() |
| フラワーデザイン | ![]() |
| メタリック ミラー ユニコーン | ![]() |
| ネイルホイル ネイルシール | ![]() |
毎月違うデザインをしてもしきれない程の幅広い種類です。デザインを選ぶのも毎月の楽しみになります。
ジェルネイルで爪は傷むのか
「ジェルネイルをすると爪が薄くなる」という話をよく聞きます。ここは体験談ではなく、皮膚科の専門家がまとめている情報で確認しておきましょう。
公益社団法人日本皮膚科学会の皮膚科Q&A「ジェル・ネイルを付けていますが、害はないでしょうか」には、次のように書かれています。
女性の指爪の厚みは0.5mm前後ですから、削り過ぎには注意が必要です。
公益社団法人日本皮膚科学会「皮膚科Q&A」Q22
同じ回答では、爪は1日に0.1mmほど伸びるため装着から1か月ほどで根元に隙間ができること、再装着を繰り返すうちに自然の爪甲がしだいに薄くなること、削りすぎると爪の下の爪床部から出血することもあると説明されています。
傷むかどうかを分けるのは「オフの仕方」
ここで注目したいのは、負担の大きさを左右するのが削る工程だという点です(このほかに、未硬化のジェルが皮膚に触れることによるかぶれや、厚塗りしたときの硬化熱にも注意が必要です)。ソフトジェルはリムーバーで浮かせてオフできるタイプなので、表面を削るのは最小限で済みます。無理にはがしたり、自爪まで削り込んだりしなければ、削る工程を減らせます。
付け替えのたびに毎回ゼロから削り直すのではなく、製品が指定する方法と時間でジェルを十分に軟化させてから外す。これが爪を守るいちばん現実的な方法です。抵抗がある部分は無理にはがさず、もう一度軟化させてください。アセトン系のリムーバーを使うときは、換気をして、火気・喫煙・高温のものの近くでは使わないでください。厚生労働省の職場のあんぜんサイトが公開するアセトンのモデルSDSでは、引火性液体 区分2(引火点 -20℃)に分類され、「引火性の高い液体及び蒸気」と表示されています(厚生労働省 職場のあんぜんサイト アセトン)。皮膚への付着もできるだけ避けてください。ただしリムーバーで外せるのはソフトジェル(ソークオフ)に限られます。ハードジェルは溶けないので、自分で削ろうとせずサロンでオフしてもらってください。
浮いたまま放置すると起きること
同学会のQ&A「緑色爪」には、爪と付け爪のあいだに隙間ができるとそこで緑膿菌が繁殖し、爪が緑色に変色することがあると説明されています。緑膿菌は湿った環境を好むとも書かれています。
つまり、浮いてきたジェルを「まだ持ちそうだから」と付け続けると、その隙間で緑膿菌が繁殖する可能性があるということです。根元や先端が浮いてきたら、持ちを惜しまず早めにオフしてください。変色や痛みが出たときは自己判断で続けず、皮膚科に相談しましょう。
ジェルネイルの寿命
ジェルネイルの持ちは通常ハンド3〜4週間、フットはそれより長く保つことが多いです(付け替えの時期は製品やサロンの指定に従い、浮き・痛み・変色があるときは期間を待たずに外してください)。
| 種類 | 寿命 | 理由 |
|---|---|---|
| ハンド(手の爪) | 3〜4週間 | 爪の伸び、爪先に負担がかかりやすい |
| フット(足の爪) | 1.5~2ヶ月 | 手より爪が伸びるペースが遅い手先より使うことが少ないため、負担が少ない |
足が長い理由は手より爪が伸びるペースが遅いからです。また、足先は普段の生活で手先より使うことが少ないため、負担が少ないのも理由の一つといえます。
付け替えポイント
ハンドの場合、浮いてきたらすぐにオフするか付け替える事をおすすめします。
隙間から水分が入り、通気性の悪い状態が続くとグリーンネイル(緑膿菌という細菌による緑色の変色)になってしまう可能性があります。
浮いていない場合でも、製品やサロンが示す付け替え時期を守ってください。浮き・痛み・変色があるときは、予定を待たずにオフして相談しましょう。
ジェルの塗り方以外で浮いてくる原因はひとつではありません。下処理の不足、硬化の不足、爪の水分・油分、爪周辺の乾燥などが重なって起こります。乾燥すると甘皮が増えてきて、浮きに繋がることもあります。普段からネイルオイルでこまめに保湿してあげる事が大切です。
長持ちさせるポイント

ジェルネイルを初めてされた方が1ヵ月ほど経つと、「爪ってこんなに伸びてたの!?」と驚かれる方もいます。人は1ヵ月で平均3〜4mm爪が伸びるといわれており、冬よりも夏の方が早く伸びます。
爪の3〜4mmという数字は大きく、長さがあることに慣れていない方の場合は日常生活で気になる部分が出でくることでしょう。爪が伸びることで爪先に負担がかかり、折れやすくなってしまいます。
ジェルネイルを長持ちさせるポイントは、1ヵ月近く付いていることを前提に伸びたときに負担のかからない長さで塗っていくことが重要。「オーバル」と呼ばれる自然な丸みのある形で爪が欠けづらいと人気です。
ジェルネイルの費用

ジェルネイルをサロンで受ける場合の料金は、店舗・地域・施術内容によって変わります。料金例としては3,000〜8,000円程度が見られますが、店舗数を調べたものではないため、実際の料金は各サロンの案内でご確認ください。
セルフでする場合、ライトなどの基本の道具をすでに持っているなら、追加のカラージェルやパーツは1,000円程度からそろえられます(道具から用意する場合は、下で紹介するキットの費用がかかります)。
ネイルサロン
サロンによって異なりますが、以下のような価格が多いようです。
| デザイン種類 | 費用 |
|---|---|
| ワンカラー | 2,800〜5,000円 |
| グラデーション | 2,800〜5,000円 |
| フレンチネイル | 3,500〜8,000円 |
| アート | 4,500円〜 |
アートは複雑さにもよりますが、かかる時間を基準に価格を設定しているサロンが多いです。とても複雑で難しいアートデザインで、3~4時間かかることもあります。
また、ストーンやパーツは一粒○○円という設定よりも、○個付け放題は○○円といったメニューが近年では多いです。
| オプション | 費用 |
|---|---|
| リペア・亀裂補強(1本) | 300円〜 |
| 長さ出し(1本) | 500〜800円 |
10本長さ出しをすると、それだけで数千円プラスになってしまい、長さ出しの工程だけでも1時間程かかります。ただし、ネイリストに施術してもらうと、費用はかかりますが、短時間で素早く綺麗に仕上がります。
セルフネイル
これから初めてセルフネイルをする方には、最低限必要な物が全て揃った「セルフジェルネイルキット」がおすすめです。たくさん入って割安で揃える事ができます。
後から単品でよく使うカラーや欲しいカラー、パーツを追加で購入すると無駄がないです。ネットでさまざまなメーカーのネイルキットが販売されています。
ジェルネイルスターターキット/ジェルネイルキットの見本商品



すでに道具がある方は単品買いをして安く済ませましょう。
カラージェルやラメは価格の幅が広い部分です。ただし色によって必要な硬化時間が変わり、手持ちのライトに対応していないと硬化不良が起こるので、価格だけで選ばず、対応ライトと硬化時間の記載を確認してください。ネットで単品だと200〜500円程度で販売されています。
100円均一でもネイル用品が取り揃えられているので、使いたい物を使いたい分だけ100円均一で揃えるのも賢い選択ですね!
どちらにしても最初は「セルフジェルネイルキット」を購入しておくと便利でおすすめです。

- 未硬化のジェルを皮膚や甘皮に付けない:サイドや根元にはみ出しやすいので注意してください。付いてしまったら、ライトに入れる前にウッドスティックなどで取り除き、製品の説明に従って洗い流してください(溶剤で皮膚を強くこすらないこと)。皮膚に付いたまま硬化させると、かぶれの原因になります。
- 硬化はジェルとライトの両方の説明書に従う:対応する波長・出力や硬化時間は製品ごとに違います。見た目が固まっていても内部が硬化しきっていないことがあります。
- 厚塗りを避ける:厚く塗ると硬化するときに熱を感じることがあります(国民生活センターには、硬化時に高温になった事例が報告されています)。熱さや痛みを感じたら、すぐにライトから手を出し、流水で冷やしてください。氷を直接当てるのは避け、水ぶくれ・強い痛み・赤みが続くときは医療機関を受診してください。
- 未硬化ジェルを拭いた紙に素手で触れない・換気する:拭き取りに使った紙は作業後すぐに片づけてください。
- 異常が出たら中止して受診する:かゆみ・赤み・腫れ・痛み・出血・爪の変色や剥離が出たときは使用をやめ、改善しないときや症状が強いときは皮膚科を受診してください。
ジェルネイルの手順

一般的なネイルの工程は以下のとおりです。ただし工程は製品によって違います。サンディング(表面に傷を入れる工程)やプライマーの要否は、使うジェルの説明書に従ってください(サンディング不要と明記された製品で削る必要はありません)。
| 工程 | 詳細 |
|---|---|
| ステップ1 | 爪の形と長さを整える |
| ステップ2 | 甘皮周りをプッシャーで押し上げ ルーススキン(爪にはりついた余分な甘皮)やささくれだけを、消毒した器具で除去(生きた甘皮は切らない) ※抵抗や痛みがある部分は切らず、出血したら施術を中止してください |
| ステップ3 | バッファーで表面に軽く傷を入れる ※2と3は順序が逆でも可能 |
| ステップ4 | エタノールを含ませたペーパーで表面を拭き、油分を除去する ※プライマーは油分除去とは別の工程です。使う場合は皮膚に付けないよう、製品の説明書どおりに塗布してください |
| ステップ5 | ベースジェルをはみ出さないよう薄く塗布し、製品が指定するライトと時間で硬化する |
| ステップ6 | カラージェルを塗り、1色ごとに指定時間で硬化する(アートやデザインを施す) |
| ステップ7 | ストーンやパーツで装飾する(付ける場合) |
| ステップ8 | トップジェルを塗り、指定時間で硬化する(未硬化ジェルが残るタイプは指定のクリーナーで拭き取る) |
| ステップ9 | 先端に引っ掛かりなどがあれば削って滑らかにして完成 |
実際に行っている動画や手順を細かくしたページもあります。下部ご確認ください。
【元ネイリスト実演&動画付き】ワンカラーネイルを行う手順と6つのコツ
ジェルネイルに使える装飾シール

セルフネイルをしなくても簡単にネイルが楽しめるネイルシールが数多く販売されています。描くのが難しいアートやジェルではなかなか表現できないアートも、シールなら簡単に出来上がります。
人気なものは繊細でリアルなフラワー柄やバランスが難しいロココ調のシール、キャラクターシール等です。自分でカットできるシールもあり、大理石風マーブルやシェルシールは貼るだけで、おしゃれに仕上がります。

シールはジェルからはみ出ていたり、浮き出ていると取れやすくなります。厚塗りを避けながら、製品が指定する方法でトップジェルに埋め込んで硬化してください。
粘着をよくするポイントは、貼る前にジェルの表面をエタノールでしっかり拭き取り、シールが貼り付きやすくしておくことです。ピンセットを使うと貼りやすいです。
ネイルシールの見本商品


セルフネイルのおすすめ
セルフでネイルをしたい方はセルフジェルネイルキットさえあれば、いつからでも始められます。
道具をそろえたあとは1回あたりの材料費で施術できるので、続ける回数によってはサロンより費用を抑えられる場合があります。自分の指先は毎日目に入る部分なので、見る度に気分を上げることができます。
次はどんなネイルデザインにしよう、と考えるのも毎月の楽しみになりますね!
慣れると簡単なデザインなら1~1.5時間で完成します。最初はフットで練習してみるのも良いかもしれませんね!ネイルの手順動画や画像とセルフジェルネイルキットがあれば、初心者の方でも始めやすくなります。
まとめ|おしゃれは爪先から!ジェルネイルを試してみよう
おしゃれを楽しみながら自爪に厚みを足せるジェルネイルの魅力をご紹介しました。
製品の説明に従い、皮膚への付着や削りすぎを避ければ、爪への負担を抑えながらネイルを楽しめます。爪先で個性を出してみたり、イベントに合わせてデザインをしたりと楽しみ方はたくさん。自分に合うデザインを探す楽しみもありますので、気になった方法から試してみてください。

















